今日の車両盗難・車上狙い被害数は警視庁届出４７万９０００件を超えます。
１時間に約６０台ほど、１分に１台の被害の計算です。

被害を大きく２種類に分けて考えて見ます。

【転売・窃盗犯の自家用の車両盗難のケース】
約半数以上は、海外に運び出されるケースがほとんどと云われています。
転売を目的としている犯人は、出来るだけ上質な形で売却したい為、仮に運良く見つかった場合には、比較的被害は少ない状態で見つかる事が多いようです。車に乗る時間の朝には、もうすでに船の上かも…

被害は都市部から郊外に被害が移行しているようです。なぜか？！
１０数年前より大都市部での警察・地域住民の方々による広報・防犯活動、
駐車場の防犯灯やカメラの設置、盗難防止装置の取付の普及がされていることが、
犯罪を防ぐ効果があったと推測されます。

【車上狙いのケース】
主に取付けられた部品や車内の備品を狙うケース。
ガラス・カギ穴を壊して力任せに犯行に及ぶケースが多く
手口が荒い為、被害額が大きくなります。その他、消火器や放火による証拠隠滅。後は残された愛車の修理費用…。
記憶に新しいですが、昨年連続車上犯事件が札幌でもありました。

狙われる物は、カーナビゲーション・ＤＶＤやＣＤ、ＭＤデッキ等のユニット。ＣＤ・ブランドバック・お金・タバコ…などなど。盗品の多くは、身近に転売して換金や、簡単に換金出来るインターネットオークションで販売目的に盗品されているようです。
これはどこにでも潜んでいる比較的身近なケースではないでしょうか？

人は自分や身近に人が被害に遭うまで【まさか自分が…】と思いがちです。
そして、一度被害に遭った人の多くは自己防衛に目覚めます。

今すぐに出来る防犯対策は、車内に物を置かないようにする事から心がけましょう。
数分間の少しの間だから、ドアロックしていれば車の中で大丈夫…？！
良くありがちですが、盗まれます！
開けられやすく狙われやすいと云われる軽自動車は、
おそらく１分と掛からないでしょう…。犯罪者は盗むのに必死ですから！