2007112(金)

自動車のエンジンオイル講座(2)

今回は、『ロングライフ』という単語についてです。

環境問題の観点から、オイル交換時に排出されるオイルを出来るだけ少なくする事で環境を守ろう!!という観点などから、最近のオイル缶や説明などに使用される言葉です。

Q:『ロングライフ エンジンオイル』
どのくらいの使用期間が『ロングライフ』と呼ばれるオイルになるのか…?
何万キロ使用出来たから、『ロングライフオイルです!』と、いう様な基準という基準がありませんので、非常に難しい課題です。

この辺を当店で販売するオイルメーカー開発者の方に聞いてみました。

A:
自動車メーカーの基準10000Kmを基準として考えた場合に、エンジンオイル基本性能が残っていないオイルは、例えその時点で使用出来ていたとしても使用環境が変化する中で、基本性能を失った状態では呼べません。
  
そこで、私の考える『ロングライフ』とは?!
実際は20000Kmでも基本性能を失わないエンジンオイルを10000Kmで交換するという、エンジンオイルの性能がギリギリでない事こそが『ロングライフエンジンオイル』だと考えます。
そこで定義としては、自動車メーカー推薦交換キロ数の2倍の使用限度というのが、私達の考えるロングライフエンジンオイルという事になります。

推薦交換キロ数以上の対応キロ数。なお且つ、それぞれの使用環境でもエンジンオイルの基本性能が失われない高性能なオイルこそが『ロングライフオイル』であると考えます。

Q:交換時期について

A:
エンジンオイルの劣化度具合、つまり交換時期の特定は、全てオイルを化学的に分析しなければならないので、一般ユーザーには不可能です。

では、どうしたらいいかということですが、やはり距離による交換がユーザーからみると一番合理的な判断基準だと思います。ロングライフオイルを使用して、自動車メーカー通りの距離で交換することだと思います。そして、交換距離を短くするほど、エンジンの状態が良くなって行くわけです。

Q:10000Km~20000Kmとなると、オイルの点検も必要無くなりますか?

A:
残念ながら、メンテナンスに関しては通常のオイルと一緒です。エンジンオイルは漏れがなくても一部は燃焼室に入りガソリンと一緒に消費されます。
オイルの消費量は運転状態によって大きく左右されますが、一般的には高速運転時やエンジンブレーキ使用時に多く消費されます。
乗用車で多い場合には5,000km走行で1L消費する事もあり、オイルの量に関しては他のオイルと同様、点検と補充という事が必要となります。 以上


まずは、今乗っているクルマのメーカー推薦キロ数を把握する事が重要です。

続く。






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