2009年7月5日(日)
カンガルーの木伝説

暑かったり寒かったりする日々が終わり、やっと暮らしやすくなってきましたね。
雨続きですっかり落ち込んだ入園者数ですが、今日は久しぶりに多くの人の姿があり、特におびひろ動物園にはめずらしく、若者の姿が多かったのでびっくりしました。
町も山も花がいっぱいで北海道で一番華やかな時期ではないでしょうか?
カンガルーの木も現在満開でカンガルー舎では、今までになかった趣というものが感じられるようになっています。

緑の少ないカンガルー舎、2本の大きな木がわずかに緑を感じさせてくれます。
真ん中のどーんと立っている木がカンガルーの木と僕がひそかに呼んでいる木です。カンガルー舎の素敵なシンボルマークにもなっています。
去年は全く気になりませんでしたが、すごく香りの強いきれいな花が咲いてます。たま~にカンガルーが木や葉っぱを食べようとがんばっています。
ちなみにとなりの木は葉っぱはとても似ているのですが、よく見ると別の木で、こっちはカンガルーは絶対に食べようとしません。なぜに?
背の高い者だけが味わえる至高の一品。
そういえば、大学で食べさせてはいけない草はちょっと習ったけど、木は全くノータッチだったなぁ。当たり前だけど。
どの本にも書いてないだろうけど、毒とかあったらどうしよう・・・
カンガルー舎は平和そのものですが、動物園、実はけっこう忙しい時期です。
これとかあれとか、いろいろ変わってます。そのうちホームページにも載るでしょうね。
病院なんて賑やかを通りこして悲惨なほど過密状態です。もちろん全部保護ですよ。獣医が2人なので週に2、3回は病院担当が回ってくるんですが、来るたびに動物に変動があります。

うわさの子ギツネトリオですね。2日休みの間に退院していて、代わりにトビトリオが入院してました。トビブーム到来か?
しかもアカゲラが5匹も来てるし。
餌を食べてくれるならいいんですが、たいてい保護で来ると自分で食べないのでしばらくは、1日数回エサを食べさせないといけません。1匹ならまだしも、あれもこれもでホントに大変ですよ。
動物園では保護を受け入れているので、十勝の保護動物がほとんど全部集まってくるんですが、決して保護体制が整っているわけではないんです。
飼育できる場所はあるけれど、リハビリ施設があるわけではないし、そのための人員も配備されていません。もちろんお金もないし・・・ね。
保護動物が増えるとその分、1匹あたりの世話は乱雑になっていきますが、一番問題なのは、担当動物への時間が削られるという点です。
掃除と餌やりは最低限行うとしても、ゾウに水かけたり、カンガルーを1匹ずつよく観察したり、リスザルの獣舎整備したりなんかができなくなってしまうのが困ったものです。こういうのは他の人に頼むわけにもいかないし。
結局、限られた時間なので何かを切り捨てないといけないんですよね。
かわいいですね。
猛禽類はけっこう元気になりやすいみたいです。
保護者から保護動物を引き受けた段階で、保護施設としての役割の大半は終わっているのかもしれません。引き受けるということ自体が重要なんです。
保護された動物は衰弱が激しい者が多く、かなり死亡してしまいます。なんとか生き延びたとしても、野生復帰できる状態でないものも多いですし、さらに長期飼育されていた個体が野生のカンを取り戻すまで生きていられる確立なんてすごく低いものです。(実際、野生復帰を試みた多くが死んでしまうともいわれます)
その野生復帰率からみると、よほどの絶滅危惧種でない限り、多くの治療費と食費、人件費をかけてまで、保護をする必要性はないという意見もあります。その分のお金を自然環境整備につかったほうがよっぽど野生動物のためになるという考えですね。
でも、動物の保護には別の側面もあって、その大きなところが、傷ついた動物は助けないといけない、という一般常識となっている倫理的な面です。この点はとても難しいところですが、一番の要因だと思います。動物のためだけでなく、人間のためにも保護活動は必要になっています。
他にも、利点として、野生に返す状態に回復出来ない動物を動物園等で展示することを通して、教育活動に用いることができます。動物園ではこの点を重視しています。
なんやかんやで、結局、現在の保護活動は利点のほうが欠点を上回っていると考えられているようです。それに遠い将来的には技術の向上が期待できますからね。しないよりはポジティブってもんです。
まあ、いろいろ言いましたが、結局言いたいのは、明日も大変そうだってことですよ。
みなさんもがんばりましょうね。
癒し系
雨続きですっかり落ち込んだ入園者数ですが、今日は久しぶりに多くの人の姿があり、特におびひろ動物園にはめずらしく、若者の姿が多かったのでびっくりしました。
町も山も花がいっぱいで北海道で一番華やかな時期ではないでしょうか?
カンガルーの木も現在満開でカンガルー舎では、今までになかった趣というものが感じられるようになっています。

緑の少ないカンガルー舎、2本の大きな木がわずかに緑を感じさせてくれます。
真ん中のどーんと立っている木がカンガルーの木と僕がひそかに呼んでいる木です。カンガルー舎の素敵なシンボルマークにもなっています。
去年は全く気になりませんでしたが、すごく香りの強いきれいな花が咲いてます。たま~にカンガルーが木や葉っぱを食べようとがんばっています。
ちなみにとなりの木は葉っぱはとても似ているのですが、よく見ると別の木で、こっちはカンガルーは絶対に食べようとしません。なぜに?

そういえば、大学で食べさせてはいけない草はちょっと習ったけど、木は全くノータッチだったなぁ。当たり前だけど。
どの本にも書いてないだろうけど、毒とかあったらどうしよう・・・
カンガルー舎は平和そのものですが、動物園、実はけっこう忙しい時期です。
これとかあれとか、いろいろ変わってます。そのうちホームページにも載るでしょうね。
病院なんて賑やかを通りこして悲惨なほど過密状態です。もちろん全部保護ですよ。獣医が2人なので週に2、3回は病院担当が回ってくるんですが、来るたびに動物に変動があります。

うわさの子ギツネトリオですね。2日休みの間に退院していて、代わりにトビトリオが入院してました。トビブーム到来か?
しかもアカゲラが5匹も来てるし。
餌を食べてくれるならいいんですが、たいてい保護で来ると自分で食べないのでしばらくは、1日数回エサを食べさせないといけません。1匹ならまだしも、あれもこれもでホントに大変ですよ。
動物園では保護を受け入れているので、十勝の保護動物がほとんど全部集まってくるんですが、決して保護体制が整っているわけではないんです。
飼育できる場所はあるけれど、リハビリ施設があるわけではないし、そのための人員も配備されていません。もちろんお金もないし・・・ね。
保護動物が増えるとその分、1匹あたりの世話は乱雑になっていきますが、一番問題なのは、担当動物への時間が削られるという点です。
掃除と餌やりは最低限行うとしても、ゾウに水かけたり、カンガルーを1匹ずつよく観察したり、リスザルの獣舎整備したりなんかができなくなってしまうのが困ったものです。こういうのは他の人に頼むわけにもいかないし。
結局、限られた時間なので何かを切り捨てないといけないんですよね。


保護者から保護動物を引き受けた段階で、保護施設としての役割の大半は終わっているのかもしれません。引き受けるということ自体が重要なんです。
保護された動物は衰弱が激しい者が多く、かなり死亡してしまいます。なんとか生き延びたとしても、野生復帰できる状態でないものも多いですし、さらに長期飼育されていた個体が野生のカンを取り戻すまで生きていられる確立なんてすごく低いものです。(実際、野生復帰を試みた多くが死んでしまうともいわれます)
その野生復帰率からみると、よほどの絶滅危惧種でない限り、多くの治療費と食費、人件費をかけてまで、保護をする必要性はないという意見もあります。その分のお金を自然環境整備につかったほうがよっぽど野生動物のためになるという考えですね。
でも、動物の保護には別の側面もあって、その大きなところが、傷ついた動物は助けないといけない、という一般常識となっている倫理的な面です。この点はとても難しいところですが、一番の要因だと思います。動物のためだけでなく、人間のためにも保護活動は必要になっています。
他にも、利点として、野生に返す状態に回復出来ない動物を動物園等で展示することを通して、教育活動に用いることができます。動物園ではこの点を重視しています。
なんやかんやで、結局、現在の保護活動は利点のほうが欠点を上回っていると考えられているようです。それに遠い将来的には技術の向上が期待できますからね。しないよりはポジティブってもんです。
まあ、いろいろ言いましたが、結局言いたいのは、明日も大変そうだってことですよ。
みなさんもがんばりましょうね。

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