2009年10月26日(月)
アイドルだって年をとる
山の上のほうでは雪もちらちら降ってきており、秋も深まって来ましたね。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
突然なのですが、思うところがあって、僕のブログは今回が最終回とさせていただきます。これまでのご愛読ありがとうございました。
(他の方達の更新は続くので、大丈夫ですよ。)
最後なので、ちょっとこだわった話を・・・ということもなく、いつもどうりです。

最初の画像でこれは帯広じゃない!と気づいた人はかなり感が良いです。先日、会議で長野に行ってきました。
主催の茶臼山動物園では、ちょうどレッサーパンダの新獣舎がオープンしており、ホントに新しい状態で見ることができました。今回の設計では動物園の方が積極的な関わることができたらしく、かなり見せ方にこだわった、おもしろい獣舎になっています。
ガラス越しで展示されることの多いレッサーパンダですが、この獣舎ではとても近くからみることができます。庭園にレッサーパンダがいる、といったような感じでしょうか。
上から逃げないのか?不思議です。

屋内は木の香りがして、とても素敵な作りです。すぐ上にレッサーパンダがおり、時間が許せば、ずっと見ていたい感じの場所です。
あえて言えば、距離が近すぎるため、問題が起こりそうな気がします?手が届きそう・・・。これだけ近くで見れるのは今だけかもしれません。
新しい獣舎っていうのは何かしら問題が発生するので大変です。担当者目線でみると、動物の移動や掃除をはじめとして、とても管理がむずかしそうな獣舎だなぁと思いましたが、来園者として見る分にはとてもお勧めですよ。
この茶臼山動物園、おびひろ動物園よりも少し大きい動物園なのですが、動物の数や種類、展示施設など、おびひろととても似ている感じがします。
看板はなかなか個性的です。ほとんどの動物に個体別の大きな写真と紹介があり、その個体自体の情報が充実しています。
カメのコーナーには、亀の子タワシの紹介まである充実ぶり。さすがです。
茶臼山だけでなく、長野といえば、あの「ハッチ」がいる須坂市動物園が近くにあるんですよ。(だからトップがカンガルーなんです)
人気は結構あるはずなんですが、一番手になることはないカンガルー界に革命を起こしたハッチ。実は長野県にいたのでした。
須坂市動物園。大きな動物はおらず、少数展示の手作り感のただよう動物園です。昔ながらの獣舎の動物園ですが、メディア関係の企業の協力が多いようで、高性能のカメラが設置されていて、ライブ映像の配信などは充実しており、そのギャップが新鮮です。
ガイドの際の話のネタにもなるし、ハッチには一度会ってみたかったので、少し見学してきました。
テレビで見るとすごいけど・・・実際にはそんなにサンドバックと戦っているのかなぁ・・・。
そんな気はしてたのですが、朝一番、本当にテレビで見たままの格闘シーンが行われていました。

写真じゃ全く伝わらないですが、しゃべるわ、ポーズ取るわで、僕が思っていたアカカンガルーの禁じ手を使いまくっています。
まるで別の生き物のようです。
動画はいっぱいアップされてます。
ハッチ動画
担当の方に話を聞くことができました。朝、夕の数十分ならほとんど毎日みられるらしく、曇りの日だと一日中やっている日もあるらしいです。すごいです。
おびひろのカンガルー達でもできるのかって?
見た感じだと、おそらく無理です。他の動物園でもやろうとしている所はありますが・・・あまり大きな成果は聞きませんし・・・。
ハッチは明らかに性格が特別なカンガルーで、ちょうどサンドバックが合っていたのでしょう。(やっぱり息子のクラッチやキャッチはそれほど、いじらないようです。)
このアカカンガルー、飼育員のなかではとても手を焼く存在らしいです。
というのも、ハッチは注射するときに必ず報復をしてくるらしいのです。その危険性を教えてもらいました。
ずっとあのキックがやばいだろうと思っていたのですが、違うようです。キックは耐えられるらしく、本当の危険は捕まえられた後にガジガジ頭を噛んでくるのと、手の爪で顔をやられることのようです。
特にあのデスクローは要注意だと。
カンガルーの注射にそれほど苦労した覚えがなかったので意外でした。そんなアカカンガルーもいるんですね。
寝てる姿はふつう。
そんなこんな有名なハッチも、けっこうな年のようです。全盛期は3年前・・・。これでも弱くなっているらしく、いろいろと老化現象が見られると言ってました。
アカカンガルー、寿命は10~15年くらいで、大きさのわりに結構短いです。しかも、雄はなぜか早い傾向が強いので、ハッチもいつまでも元気というわけにもいかないかもしれません。
今回、機会があって、会えてよかったです。
おびひろ動物園にも高齢動物はたくさんいます。残念なことにこの一年で続けて亡くなってしまっています。
高齢動物の特別な飼育方法というのは確立されていないので、かなり手探りの現状です。
設備、予算、時間などの関係で、担当者の力ではどうにもならない部分では、必ずしも幸せな老後を遅らせることができないのが、動物園の難しいところです。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
突然なのですが、思うところがあって、僕のブログは今回が最終回とさせていただきます。これまでのご愛読ありがとうございました。
(他の方達の更新は続くので、大丈夫ですよ。)
最後なので、ちょっとこだわった話を・・・ということもなく、いつもどうりです。

最初の画像でこれは帯広じゃない!と気づいた人はかなり感が良いです。先日、会議で長野に行ってきました。
主催の茶臼山動物園では、ちょうどレッサーパンダの新獣舎がオープンしており、ホントに新しい状態で見ることができました。今回の設計では動物園の方が積極的な関わることができたらしく、かなり見せ方にこだわった、おもしろい獣舎になっています。
ガラス越しで展示されることの多いレッサーパンダですが、この獣舎ではとても近くからみることができます。庭園にレッサーパンダがいる、といったような感じでしょうか。
上から逃げないのか?不思議です。

屋内は木の香りがして、とても素敵な作りです。すぐ上にレッサーパンダがおり、時間が許せば、ずっと見ていたい感じの場所です。
あえて言えば、距離が近すぎるため、問題が起こりそうな気がします?手が届きそう・・・。これだけ近くで見れるのは今だけかもしれません。
新しい獣舎っていうのは何かしら問題が発生するので大変です。担当者目線でみると、動物の移動や掃除をはじめとして、とても管理がむずかしそうな獣舎だなぁと思いましたが、来園者として見る分にはとてもお勧めですよ。
この茶臼山動物園、おびひろ動物園よりも少し大きい動物園なのですが、動物の数や種類、展示施設など、おびひろととても似ている感じがします。
看板はなかなか個性的です。ほとんどの動物に個体別の大きな写真と紹介があり、その個体自体の情報が充実しています。

茶臼山だけでなく、長野といえば、あの「ハッチ」がいる須坂市動物園が近くにあるんですよ。(だからトップがカンガルーなんです)
人気は結構あるはずなんですが、一番手になることはないカンガルー界に革命を起こしたハッチ。実は長野県にいたのでした。
須坂市動物園。大きな動物はおらず、少数展示の手作り感のただよう動物園です。昔ながらの獣舎の動物園ですが、メディア関係の企業の協力が多いようで、高性能のカメラが設置されていて、ライブ映像の配信などは充実しており、そのギャップが新鮮です。
ガイドの際の話のネタにもなるし、ハッチには一度会ってみたかったので、少し見学してきました。
テレビで見るとすごいけど・・・実際にはそんなにサンドバックと戦っているのかなぁ・・・。
そんな気はしてたのですが、朝一番、本当にテレビで見たままの格闘シーンが行われていました。

写真じゃ全く伝わらないですが、しゃべるわ、ポーズ取るわで、僕が思っていたアカカンガルーの禁じ手を使いまくっています。
まるで別の生き物のようです。
動画はいっぱいアップされてます。
ハッチ動画

担当の方に話を聞くことができました。朝、夕の数十分ならほとんど毎日みられるらしく、曇りの日だと一日中やっている日もあるらしいです。すごいです。
おびひろのカンガルー達でもできるのかって?
見た感じだと、おそらく無理です。他の動物園でもやろうとしている所はありますが・・・あまり大きな成果は聞きませんし・・・。
ハッチは明らかに性格が特別なカンガルーで、ちょうどサンドバックが合っていたのでしょう。(やっぱり息子のクラッチやキャッチはそれほど、いじらないようです。)
このアカカンガルー、飼育員のなかではとても手を焼く存在らしいです。
というのも、ハッチは注射するときに必ず報復をしてくるらしいのです。その危険性を教えてもらいました。
ずっとあのキックがやばいだろうと思っていたのですが、違うようです。キックは耐えられるらしく、本当の危険は捕まえられた後にガジガジ頭を噛んでくるのと、手の爪で顔をやられることのようです。
特にあのデスクローは要注意だと。
カンガルーの注射にそれほど苦労した覚えがなかったので意外でした。そんなアカカンガルーもいるんですね。

そんなこんな有名なハッチも、けっこうな年のようです。全盛期は3年前・・・。これでも弱くなっているらしく、いろいろと老化現象が見られると言ってました。
アカカンガルー、寿命は10~15年くらいで、大きさのわりに結構短いです。しかも、雄はなぜか早い傾向が強いので、ハッチもいつまでも元気というわけにもいかないかもしれません。
今回、機会があって、会えてよかったです。
おびひろ動物園にも高齢動物はたくさんいます。残念なことにこの一年で続けて亡くなってしまっています。
高齢動物の特別な飼育方法というのは確立されていないので、かなり手探りの現状です。
設備、予算、時間などの関係で、担当者の力ではどうにもならない部分では、必ずしも幸せな老後を遅らせることができないのが、動物園の難しいところです。
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