201326(水)

円安と景気回復

円安と景気回復

 円安が続いています。ちょっとおさらいします。
 為替レート1ドル80円から100円の円安になりました。そこで①輸出で80円の商品が1ドルから80セントになり、安くなり売りやすくなりました。②輸入で1ドルの商品が80円から100円になり、高くなり買いにくくなりました。そんなことで景気回復の期待感から株価が上がりました。そんな状況でしょうか。
 ところで、80円の物は輸入する原材料が値上がりして80円では売れなくなりますよね。そこで原材料が商品に転嫁され物が上がりますよね。しかし、これだけでは景気回復は望めませんよね。要は、インフレで物が上がる→儲かる→給料が増えて生活費の増加を吸収する→物がもっと売れる。そんな構図が必要ですよね。だから、円安=インフレとして市場から好感を得られているのでしょうね。
 そこで、昭和55年(1980年)から為替レート、消費者物価指数の推移を調べでみました。すると、為替レートは円安・円高を繰り返しながら円高となり、消費者物価指数は上昇して、平成5年(1993年)をピークに横ばいとなっていました。つまり、円高でインフレとなり、途中で上げ止まりしているのですね。変な現象ですよね。どうも関税や賃金抑制が原因のようですね。
 考えて見れば現在の為替レートは3年前に戻っているだけですよね。5年前は103円でしたよね。しかし、問題は関税や賃金に踏み込まず、このまま円安が進んでインフレ不景気に陥ることです。気になるとこですよね。







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