2013年3月27日(水)
パン用小麦粉


小麦粉は小麦粉に含まれるたんぱく質の量に応じて「強力粉」「中力粉」「薄力粉」のタイプ別の分類がなされていますね。この質の違いは製粉技術ではなく、原料小麦の特性にあって、強力粉はタンパク含量11.5~12.5%でパン用に、中力粉はタンパク含量8~9%で麺用に、そして薄力粉はタンパク含量6.5~8%でお菓子やケーキ用に分類され、使用されているようです。
また、硬質小麦はタンパク質含量が多く、軟質小麦は少ないという特性がありますが、硬質とか軟質という区分は相対的なもののようで、パン用に向くたんぱく質の高い品種の小麦を硬質小麦とし、それ以外は軟質小麦として区分されているようです。
これまで、国内産小麦は生産者(団体)から日本麺、菓子用等用として生産され、それ以外のパン用小麦粉等は外国産小麦として船輸入され、大手の製粉会社から販売されて来ました。一方、品種改良によりパン用の国内産小麦の生産が可能となって、ローカルな製粉会社が差別化して販売されるようになって来ました。最近においては超強力小麦粉(ゆめちから)や強力粉が出回り、中力粉とのブレンド粉が注目を浴びていますね。しかし、国内産は消費量の0.5%以下で、ほとんどがアメリカ、カナダ産のようです。
生産者からローカルの製粉会社を介して町のパン屋さんで使われだしたのは、安全・安心(ポストハーベスト農薬、地場産)の差別化による需要が増してきたとこにあるのではないでしょうか?とは言うもののスーパーでも国産強力粉が出回るようになって来ましたが、価格面で今一歩、手が出ないと言うとこでしょうか?
今日、音更町の山本忠信商店さんとこで十勝産小麦「月の魔法(ゆめちから)」1kg@520と「さらさ(きたほなみ)」1kg@320を買ってきました。半々にブレンドすると外国産パン用小麦粉に匹敵すると言われており、試しに買ってきました。帰りにスーパーに寄ってみると、日清のカメリヤ1kg@268だったので1.5倍以上することになりますね。
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