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20091217(木) 17:46

交通事故①~部位別支給~

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いろいろな保険会社に広く対応するのは医療機関であり、各損保会社の性格をよく知るのも医療機関です。
今回は、当整骨院に事故で来院する患者様の実際の声の中から質問が多かった内容についてご紹介します。

被害者や加害者は一生に一度か何度か、あるであろう事故に備えて強制加入の自賠責以外に、任意保険への加入をしています。

相手は、そのスジのプロ。
こちらは、はじめてなんです・・・・の素人である場合が多く、何かあった場合は、保険担当者に任せっぱなしではないですか?

本来、保険とは何かあった場合の安心に対する備えでなければなりません。

しかし、いざ支払いを受ける立場になった時、よく耳にするのが、この部分はお支払できません。
又は減額です。期間限定です。

など、契約の時とは、違う態度に変貌する保険会社(担当者)も多く、保険会社とのトラブルも目立ちます。

特に傷害保険(自動車事故保険など)の場合、任意保険では部位別支払いに変更になったお知らせは、受けているものの担当者による内容の説明不足により、トラブルも増えています。

従来の支払いは、通院給付であったため、通院回数に応じて、一日一通院****円の支払いを通院開始から、180日間のうち90回までの補償でした。
なので、通院給付を受けるには、約半年後になってしまいます。

しかし、部位別の支払いは受傷後、負傷病名が確定した後にスピーディーに支払いを受けれるため、患者さんにとっては、ありがたいシステムだと説明を受けます。

しかし・・・いいのか、悪いのかの判断は、加入者の考え次第であることの前提に保険会社の説明が不十分であることが、トラブルの最大の原因です。

とりあえず、短期間の治療であれば、部位別支給でもOKかと思いますが、通院治療が長期化した場合は、部位別支払いよりも従来通りの通院補償のほうが、患者さんの負担は軽減できるものと考えます。

また部位別支給で注意していただきたいのは、多部位のケガの場合は、(だいたい3か所以上)全身症状として、部位別支給の枠から外れる保険もあります。

5か所ケガをしたら、5か所分の支給が受けられると思いきや、3か所以上のケガは、全身として一括されてしまうケースもありますので、契約書をしっかりチェックしましょう。

また、車の修理が必要な場合は、レッカー代金や修理中の代車代金なども、別枠で契約しなければ、出ささないとする保険会社もあります。

通常であれば、修理に出せば、別枠ではなく代車代は修理が終わるまでは付きものではあります。(仕事や生活の交通手段を自家用車に頼らなければならない場合)

それを別枠の特約契約をしていないと、代車代金を出さないとする保険会社の対応は、最終的には被害者から加害者へ直接の損害賠償請求になってしまいます。

このあたりのチェックは、事前に契約をする本人が確認しなければなりません。

しかし、事故に関するトラブルは、保険会社の対応のまずさに大きな問題があることは、確かなことです。(説明義務)


保険会社のおもな業務
①支払や補償業務
②示談交渉業務

これらの業務を被害者と加害者から委託を受けて業務を遂行します。

最近、一部の保険会社では、調査業務を独自に行い、余計なトラブルを招くケースは、今も昔も変りありません。
仮に、調査業務を優先することにより本来の業務がどんどん後回しになります。調査が終了しないと、話が前に進まないのです。
パターンとしては、自賠責の保険以内であれば、話もスムーズに進みますが、任意の保険にくい込み始めるころより話がなかなか進まない特徴があります。
任意保険からの支払いは、各社の対応を基本として支払い業務が行われるからです。

これからの季節、交通事故が多発します。
交通ルールを守り、安全に快適な冬をお過ごしください。
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