今日は久々にお船の話・・
釧路・西港 18:00 夕闇迫る中、ある船が港を出港していきます。
この船、よく見るとホクレンって書いてある・・・
正面から見るとあのおなじみのマークがちゃんと付いています。
この船は貨物船で、フェリーと同じように自動車やトラックがランプウエイと呼ばれる船と陸をつなぐ荷役装置を通ってそのまま乗り降りできる構造になっています。
このようなつくりの船をRORO船と呼びます。
ROROの意味は、車の車輪で乗り降りということでRoll on/ Roll offの略になります。
話を元に戻して、この船・・その名も『ほくれん丸』、そうホクレンが主要の荷主、つまり牛乳、や農産物を主に運ぶために造られた船なのです。
だから、出港前の港へ行くと、ミルクタンクの付いたトレーラーがどんどんこの船に吸い込まれていく姿を目にすることが出来ます。
行き先は茨城県の日立港、関東方面への農産物の供給が主な仕事・・帰りは自動車や工業製品などを積んで戻ってきます。
時には自衛隊の戦車だって運ぶんですよ!!
この船のすごいところは釧路を発って20時間で日立港に到着、4時間の積み替え時間を経て再び帰路につく・・つまり24時間サイクルで北海道と関東を行き来していることになるのです。それには軍艦並みのスピードも必要で荷役(荷物の積み下ろし)もスピーディーに行わなくてはなりません。
『ほくれん丸』、実はすごい船だったのです。
皆さんの乗っている車もこの船で運ばれてきたものかも知れません。十勝人も知らず知らずに結構お世話になっている船なんですよ!
今日は、すごい船・・『ほくれん丸』のお話でした。
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