「半沢さんは銀行の回し者ですか・・・?!」
とたまに言われることがあります。
私は意外と銀行びいき?なところかあって、相談してくる経営者にも結構きついことを言ってしまう場合があります。
私はもちろん相談者の味方です。(その方から31500円という相談報酬を頂いて、アドバイスをさせていただくのですから・・・!)
だけど、たまに、銀行や世の中の不平不満をぶちまける方もいます。
もちろん、ずーっと話を聞きます。相談者の方を理解しようと、一生懸命、話を聞きます。相手に全関心を向けます。
しかしながら、悪いところはある程度申し上げるようにしているんです。
本当に、稀にですが、銀行の悪口を「まあ、ここまで出るなあ。。。」という方もいらっしゃいます。
私は日頃、いつも銀行に融資の交渉に行ってます。そうすると、当然ですが、銀行員の皆さまと親しくなります。飲みに行くこともあります。
確かに銀行員は、個性的な方が多いのでしょうが、皆さま、ごく普通のお勤め人なんですよ。奥さんもいれば、お子様もいる。そういう、ごく普通のサラリーマンです。
お金を借りるときに、銀行員の方とお話するでしょう。中々、貸してくれないかもしれません。そういう場合、計家者としては、銀行(員)の悪口を言いたくなるのも理解できます。
しかし、コミュニケーションには、相手を理解する、知ることが重要なのではないかなと思います。
銀行から融資を受けるのは、これは、“ご縁”でもあると思います。その銀行と、“縁”があれば融資を受けられるし、“縁”がなければ、融資は受けられない・・・。そういう“縁”を大切にする方には、お金って回ってくるような気がしますよ。
特にこういう仕事をしていると、そう感じることが多々あります。
A銀行のB支店で駄目でも、C銀行なら融資してくれる場合があります。また同じA銀行でも別のD支店で融資してくれる場合だってあります。また、時期をずらして再度お願いすると融資をしてくれたケースだってあります。
こんな話をよく聞きます。
「交渉術・・・」。
何やらすごそうです・・・。
確かに、相手の弱みを付けば融資がゲットできる、というような手法もあるのです。
出来たとして、それでよいお付き合いができるものでしょうか。きっと、それでは長いお付き合いなんか出来ませんよ?!
「銀行」と「中小企業」の付き合いは、「支店長・担当者」と「社長」のお付き合いでもあります。こういう“人間”関係を大切にしたいものです。
中小企業にとって、銀行を味方につけることが成長の秘訣です。
敵か?、味方か?という視点ではなく、また、今の金融経済状況に文句いうことなく、銀行さんを味方につける、という思考を持ってください。
半沢直樹より
・・・・・!