2016年2月18日(木)に日本テレビ系列で放送された「カミングアウトバラエティ 秘密のケンミンSHOW」の「熱愛グルメ」というコーナー内で、北海道民が愛してやまない「あげいも」が取り上げられていました。
北海道は言わずと知れた観光の名所で、何よりおいしい料理がたくさんあることで有名。
特にぱっと思い浮かぶのは海鮮食材の新鮮さ&おいしさですよね~。日本全国いろいろとおいしい海鮮料理を食べられるところはありますが、やっぱり大自然のイメージがあるためか、なんとなく北海道の海鮮料理が一番おいしい気がしてきます。
とはいえ、今回の「秘密のケンミンSHOW」で取り上げられていたのは、そういったザ・北海道的なグルメではなく、北海道民だからこそ知っているような地元に密着したグルメでした。
そのグルメとは、ずばり「あげいも」。
読んで字のごとく揚げた芋(じゃがいも)なんですが、いろんな魅力がこの「あげいも」の中には詰まっており、それらが北海道民の心をがっちりとつかまえている模様♪
以下、番組内で紹介された「あげいもの情報」を簡単にまとめました。
北海道の知られざるグルメ。北海道に旅行する予定がある方は、ぜひチェックしてみてください!
あげいもとは
ジャガイモを揚げて作られている新感覚のスイーツ。
芋自体は塩茹でされたもので、それを覆う生地はドーナツとパンケーキの中間のような味わい。
中のジャガイモはシンプルに湯がいただけなので、変な油っこさがないのも特徴のひとつ。
あげいもは北海道のいたるところで販売されていますが、特に有名なのは中山峠で販売されているあげいも。
あげいも=中山峠というくらい、昔から親しまれている大定番なんだとか♪
そもそも中山峠というのは、札幌から道南を結ぶ幹線道路に上にあります。洞爺湖やニセコのスキー場なんかに行く際にここに立ち寄ってあげいもを買って食べるというのが、道民のスタイルとのこと。
作り方
番組内では、中山峠のあげいもの作り方はが紹介されていました。
主役であるジャガイモは、洋蹄山麓産の男爵芋を使用。洋蹄山麓産とは、中山峠の西部に位置する、北海道屈指のジャガイモの産地になります。ここは寒暖差があるので、デンプンをたっぷり含んだ甘みの強いジャガイモができるとのこと。
そんな甘みの強いジャガイモを塩茹でにします。
次いで攪拌機で、小麦粉とベーキングパウダーなどを合わせたものを混ぜ合わせます。
先ほどの塩茹でしたジャガイモに、この生地をつけて油で揚げれば、「あげいも」の完成です!
小麦粉とベーキングパウダーなどを合わせたパウダーが味の決め手とのこと。
このパウダーは甘すぎないのが特徴で、男爵芋との間で生まれる絶妙の甘さがおいしさの秘密です。
加えてボリューム満点なのも、この「あげいも」の素晴らしいポイント!
団子のように串に3個刺さった状態で販売されてます。普通に考えてジャガイモが3つですから、そのボリュームは相当なもの。一人で全部食べ切るのは難しいので、複数人でシェアするのが無難です。
あげいもの歴史
あげいもは、昭和43年に中山峠で働いていた女性従業員によって開発されたもの。
中山峠は、札幌から道南へ向かう休憩所としてつくられました。その際に、軽食として何か作れないかということで考え出されたのが「あげいも」とのこと。
アメリカンドッグをヒントに、名産であるジャガイモを油で揚げたのが始まり。
それが爆発的な人気を得て、現在では中山峠=あげいもというイメージが定着しているとのこと。
さいごに
以上、番組内で紹介された「あげいもの情報」の簡単なまとめでした。
ボリューム満点の新感覚スイーツ! 非常に惹かれますよね~。
札幌から洞爺湖やニセコのスキー場といった観光名所へ向かう道中にあるとのことなので、ふらっと立ち寄って食べたくなる気持ち、わかります(笑)。
興味をひかれた方は、ぜひ一度中山峠を訪れて食べてみてください