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201636(日) 08:02

経営努力! 類は類を呼ぶ 

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 貧乏人とばかり付き合っていると自分も貧乏人になってしまうとよく言われる。


 これには二つの意味がある。ひとつはメンタルな部分で悪影響があるという意味。もうひとつは現実的な取引きでの悪影響である。

 メンタルな部分での悪影響は分かりやすい。お金持ちの人は前向きで精力的な人が多い。これに対して貧乏人は後ろ向きでグチっぽい人が多い。

 このような人とばかり付き合っていたのでは、自分もポジティブになれるわけがない。それに貧乏な人から、何か新しいチャンスがめぐってくる可能性は極めて低い。お金持ちになりたいなら、お金持ちな人と付き合うべきだ。

 では貧乏な人と付き合う現実的な弊害は何だろうか?

貧乏人は支払うべきお金も支払わない
 印刷関係の会社を経営するQさんは、当初中小企業を主なターゲットとして顧客開拓していた


 大企業はアポイントなしでコンタクトをとるのが難しく、営業効率が悪いと考えたからだ。


(相手に近づく方法はいくらでもあるのに・・・・)


だがしばらくしてQさんは考えを変えた。多少顧客開拓が難しくても、よりお金を持っている大企業を開拓することにしたのである。その理由は金銭的なトラブルの多さであった。


中小企業のすべてが経営難というわけではないが、総じて経営が苦しいところが多い。このような会社は気本的にまともにお金を払わないのだという


 商品を納品しても期日までに振り込まないのは日常茶飯事で、中には何度も支払いを延期したあげくに、内容に難癖をつけて支払いを拒否しようとする客までいる。

 Qさんは契約面でぬかりはなく、万が一本当に代金が支払われない場合には、法的な措置で対抗できるように準備はしてある。

だがあまりにも未払いのケースが多く、仕事の効率が悪いと思い始めたのだ。これでは手間をかけて大企業を開拓する方がよっぽどましというわけである。

貧乏人の行動は総じて非合理的

 では、Qさんの顧客はなぜ、裁判で負けるような状況であるにも関わらず、お金を払わないのだろうか?もちろんそれはお金がないからなのだが、まったくお金がないわけではない。
 本当にお金がないのならとっくに倒産している。資金繰りはラクではないかもしれないが、残金ゼロ円というわけではないのだ。

 普通に考えれば、支払わなければならないお金からは逃げることができないので、これを無理に引き伸ばしたり、法廷での争いに持ち込むことにはほとんどメリットがない。


結局は負けて支払うハメになるからである。そんなことをするくらいなら、さっさと新しい顧客を見つけて売上げを立て、経費を支払えるように努力するのが一番よい。

 だが貧乏人や貧乏な会社というのは、このような合理的
な考え方ができない。

 目の前にある支払いをなんとか少なくして手元のお金を増やそうとする。

結局余分な手間をかけてしまい、前向きな仕事に時間を割くことができない。

このためさらに貧乏になり目の前の支払いをまた先延ばしする、という悪循環に陥るのだ。



お金儲けをするには、出を少なくして入りを多くすればよい。
 だが多くの場合、入りは拡大できるが、出を減らすのには限界がある。しかも契約上支払わなければならない出費をゴネたところで何の利益にもならない。

 目の前の出費にばかり目がいく会社は、おそらくずっと貧乏なままである。このような相手と付き合っていると、無意味なことを多大な時間を割く羽目になり、結局自らの利益も下げてしまう。

貧乏人を相手にしてもよい条件とは
 Qさんは結局、営業先を抜本的に見直し、大企業や高い利益を上げている中小企業に的を絞ることにした。その分顧客開拓は難しくなったが、注文が取れてからのトラブルがほとんどないため、差し引きすると全体的な効率は上がったという。

 お金を持っていない人や会社を相手にしてお金儲けをする場合には、以下のどちらかの条件をクリアしている必要がある。

 ①トラブルのリスクを補って余りあるほど利益率が高い
 ②相手の数が極めて多く販売が極めて簡単

 もしどちらにも該当しない場合には、結局あなたも相手のレベルに下がらなければならない。貧乏人には要注意である。


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