若手騎手、特に乗れる減量騎手は騎乗依頼が殺到します。しかし、騎乗する馬の質は高くなく、何とか賞金圏内の8着までに持ってきて欲しいと言うのが陣営の狙いです。また、未勝利戦の場合は、5着までに入着すれば4週間以内であれば未勝利戦の優先出走権が発生します。
未勝利戦は出走馬が多いのでこの5着と6着の差は非常に大きいです。5着は、次の目標が立てられますが、6着は優先出走権がない為、調整が非常に難しくなります。メインレースしかやらない人に取ってみれば、朝の早い時間のレースに関しては正直興味がないと思いますが、新馬戦等は一生勝てない馬と、将来のG1馬が一緒に走る可能性もある非常に面白いレースです。
さてジョッキーの給料ですが、レース毎の出走手当と騎手の奨励手当は1回4万円〜8万円が貰えます。その為若手の減量騎手が平場だけ7鞍騎乗した場合は、最低でも28万円順位に関係なく入ってきます。JRAは土日開催ですから2日で56万円です。週給56万円。これを1ケ月にすると200万円を超えます。年収に直すと、2400万円にもなります。未勝利戦に騎乗するだけでこんなに稼げてしまうのです。奨励手当はかなり大きいです。
騎手も命がけの職業ですから、奨励手当は4万円貰っても私は個人的に異論はありません。一般競馬ファンからは貰い過ぎと言う声が圧倒的に多いです。何故かと言うと先述の通り減量騎手は、騎乗馬の質が低い事が多いので馬券に絡む可能性が低いです。それが、トップジョッキーの武豊騎手や岩田康誠騎手と同じ奨励手当の金額が貰えるからです。1レースで4万円は大きいですよね。凡ミスをしても確実に4万円は入ってきます。
騎乗数が多くて有名な幸騎手は大体9から10鞍騎乗します。1週間で賞金なしで80万円です。月収で320万円年収で年収に換算すると4000万円です。幸騎手は良い馬ににも乗る事が多いですから進上金もたくさん貰えますから、実際の年収は5000万円以上です。若手に取っては調教師から声がかかっているうちが華です。声がかからなくなると騎乗数が減っていき、奨励手当も少なくなります。
ここで騎手を諦めて引退する騎手と粘って騎手を続ける騎手がいます。粘った騎手は、奮起して、その後1流騎手になる騎手もいます。騎手も人間ですから、収入が大いにこした事はありません。全ては騎乗数です。騎乗数がおおければ奨励手当がたくさん貰えます。騎手にとっては非常に大きいです。特に若手はアピールをたくさんして、少しでも騎乗馬を多く確保したいです。
藤田菜七子騎手、p(´▽`o)ノ゛ ファイトォ~♪
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