2016年3月29日(火)にフジテレビ系列で放送された「その原因、腸にあり! 肥満!便秘!肌荒れ!花粉症!お悩み解消スペシャル」は、腸内環境にスポットライトを当てた3時間番組でした。
人の腸の中には、約1000種類、数にして1000兆個、重さにして1.5kgもの腸内細菌が存在しており、近年の研究で、これらの腸内細菌とこれらが作り出す腸内環境が、肥満や認知症、肌荒れ、あがり症、不眠、花粉症などなどさまざまな病気や症状に関係していることが明らかになってきたんです。
すなわち、腸内環境さえ良好にしておけば、さまざまな病気に対して予防線を張っておけるというわけ。
番組ではそんな健康を考える上で欠かすことのできない腸内細菌・腸内環境にスポットライトを当て、いろんな役立つ情報を取り上げていました。
取り上げていた情報のひとつに、「肥満と腸内環境の関係」がありました。
肥満というのは男女問わず永遠の悩みのタネのひとつですよね。
太っていると見た目が悪いのはもちろん、将来的には糖尿病や心筋梗塞など、命のかかわるような病気のトリガーになってしまう可能性も十二分にありえます。
実は近年の研究によって、肥満の原因のひとつに、腸内の「デブ菌」なるものが深く関係していることがわかってきたんだとか。
番組では、この「デブ菌」にスポットライトを当て、人間が太るメカニズム、デブ菌について、そしてデブ菌を減らして痩せる、超簡単なダイエット法まで丁寧にレクチャーされていました。
以下、番組内で紹介された「肥満と腸内環境の関係」を簡単にまとめましたので、ダイエットしてスリムになりたいな~と思われている方は、ぜひ参考にしてみてください!
デブ菌の存在
肥満の人の腸内細菌には、「ファーミキューテス門」と呼ばれる菌が多く、逆に痩せている人の腸内細菌には、「バクテロイデス門」という菌が多いことが、近年の研究によって明らかになりました。
「ファーミキューテス門」のことを通称デブ菌、「バクテロイデス門」のことを通称ヤセ菌と呼んでいるとのこと。
端的にいえば、デブ菌を減らして腸内環境を良くすれば、肥満を解消することができます。
デブ菌は、必要以上に糖や脂を溜め込んでしまう性質をもっているため、このデブ菌を減らすことがダイエットの近道というわけです。
では具体的にデブ菌を減らし、ダイエットするにはどうすればいいのか。そのあたりのことも、番組内ではしっかりと取り上げられていました。
もち麦でダイエット
デブ菌を減らすために有効なのが、腸内細菌のエサとなる食物繊維をたくさん摂取すること。
で、ここで重要になってくるのが、食物繊維の種類。
実は食物繊維には水溶性と不溶性の二種類があるんですが、デブ菌を減らすうえで有効なのが、水溶性食物繊維の方。
水溶性食物繊維には、糖質や脂質の吸収を抑える働きがあり、肥満解消に効果的だと言われています。
水溶性食物繊維を効率よく摂るうえでもってこいなのが、「もち麦」。
最近ではスーパーなどでも見かけるようになり、もち麦ご飯を日常的に食べている方も少なくないと思われますが、実はもち麦には水溶性食物繊維が超豊富に含まれているんです!
さらにもち麦には、水溶性食物繊維のひとつである「β-グルカン」が多いという特徴もあります。
「β-グルカン」は、体の中に入ると、水分でゼリー状になり、糖質や脂質を包み込んで吸収を抑えてくれる働きをもっているとのこと。
つまり、腸内のデブ菌を減らし痩せるうえで、もち麦は最強の食材というわけですね♪
効果的な摂取方法
もち麦は、朝食に摂取するのが理想。
朝食に食べると、1日のカロリー摂取量や血糖をコントロールすることができるので、非常に効率的かつ効果的なダイエット効果が期待できるというわけ。
たった1膳のもち麦ご飯で、痩せられるんなら試さない手はないですよね!
ちなみに炊き上がったもち麦ご飯を冷凍しても有効成分は変わらないとのこと。
さいごに
以上、番組内で紹介された「肥満と腸内環境の関係」の簡単なまとめでした。
毎日食べるご飯を、もち麦ご飯にチェンジするだけの超簡単ダイエット!
これで痩せられたら、嬉しすぎますよね~。
痩せたいけど食べるのは我慢したくないという方は、ぜひ「もち麦ダイエット」にチャレンジしてみてください!