競馬は『ブラッド(血)スポーツ』と言われる所以が今年の皐月賞で体現されています。
2005年のオークスで、リオンディーズの母シーザリオ(1人気)とエアスピネルの母エアメサイア(2人気)が対戦し、結果はクビ差でシーザリオの勝ち。
その後、2頭が対戦する機会はなく、エアメサイアが秋華賞でG1馬になった時にはシーザリオはアメリカンオークスも優勝し引退していました。
そして10年後、『神の気まぐれか? エアメサイアにリベンジチャンスを与えたのか?』
奇しくも同じ年に産まれた2頭の仔はG1朝日杯JFという最高の舞台で代理対決!
しかし結果は同じ。シーザリオの仔リオンディーズが単勝1.5倍のエアスピナルを1/4馬身突き放して母と同じくG1戴冠。
2回目の対決は弥生賞。単勝1.9倍で今度は1人気になったリオンディーズがまたもやエアスピナルに2馬身差を付けて先着。
しかし、リオンディーズの前に『第3のキレモノ』がいました。上がり33秒6の鬼脚で4コーナー8番手から差し切ったマカヒキです。
馬主はディープ、キンカメ、クロフネ、カネヒキリ、アパパネ、ラブリーデイの@@@ウェ@開発会社『@@』社長の氏(@@@@HD)
新馬→若駒S→弥生賞の3戦3勝は父ディープインパクトと同じローテ。
@@オーナーなら皐月賞をマカヒキ(母ウィキウィキ、姉ウリウリなどハワイ語シリーズ)で初ディープ産駒優勝を実現するかもしれません。
サトノダイヤモンドではないでしょう。
クリストフは元々、サトノダイヤモンド騎乗が先約だったのですが、桜花賞で勝負の女神から見放された感のあるクリストフから川田に乗り替わりのは@@オーナーのツキでしょうか。
良い流れかもしれません。
さらに今年の皐月賞は因縁が深く、シーザリオ、エアメサイアだけではなく、2005年オークスでクビ+クビ差3着だったディラデラノビアの仔ドレッドノータスも出走します。
これぞ偶然では決してあり得ない『ブラッドスポーツ』である競馬の奥深さでしょう。
父ハービンジャーはタフな持続力のあるND系でキングジョージを記録的な11馬身ぶっちぎったな欧州G1馬。
オサエます。
全国の競馬場でG1を勝ちまくっているディープインパクト産駒ですが、なぜか中山の皐月賞は未勝利【0・2・1・10】
(※ダート、短距離、長距離は不適性なので仕方ないですが、2000mは適性距離で、中山コースも有馬記念で優勝アリ)
ディープブリランテ(ダービー馬)ですら3着、リアルスティール(ドバイターフ優勝)も2着が精一杯。
酷いのはリーチザクラウン(ダービー2着馬)の2人気で13着、3戦3勝の無敗馬トーセンスターダムの3人気で11着大惨敗です。
(
※皐月賞優勝馬はディープインパクト自身だけ、という笑えない現実です)
『最良のサンデーサイレンス後継種牡馬であるディープインパクト産駒がなぜ皐月賞を勝てないのか?』
中山2000m内回りコースは、2~3コーナーのカーブがタイトでコース全体の高低差が5.3mも(東京は2.7m)あるためタフでパワーが必要であり、
直線も310m(東京は525.9m)と短いため、ディープ産駒最大の武器である『素軽い瞬発力が生きない』のです。
(※ディープインパクトが国内で唯一負けたのが、先行したハーツクライを捕まえきれなかった中山の有馬記念でした)
タフでパワーの必要な中山2000mは、ニジンスキー、ラムタラ、ダンシングブレーヴ、トニービン、オペラハウス、サドラーズウェルズなどタフな欧州血統。
凱旋門賞、キングジョージ、英ダービー等を勝てる持続力のあるスタミナ血統がフィットします。
------------------------------------------------------------------------------------------------
06年6人気1着メイショウサムソン(オペラハウス×ダンシングブレーヴ)、07年7人気1着ヴィクトリー、
09年1着アンライバルド(母父サドラーズウェルズ)、10年6人気2着ヒルノダムール(母父ラムタラ)
14年3着ウインフルブルーム(父母父父ニジンスキー)、08年7人気1着キャプテントゥーレ(母父トニービン)
------------------------------------------------------------------------------------------------
ステイゴールド、ネオユニヴァースなど『瞬発力に欠けるサンデー系×欧州系』(またはその逆)が狙い目でしょう。
ハービンジャーはキングジョージを
将来有望(と見ている)種牡馬『ヴィクトワールピサ×ラムタラ』のジョルジュサンクは爆アナ。
1人気はサトノダイヤモンドですが、馬主は一度は皆さんが絶対ハマってるメーカー『@@@@ーHD』会長兼社長の『@@@』の@@@氏。
昨年はサトノクラウンとサトノラーゼンで約4億円。今年はサトノダイヤモンドとサトノケンシロウ(ついに切り札!)だけで5億円!
(※@@@@氏はセレクトセールでディープインパクトは約7,000万円、キンカメは約8,000万円で購入)
@@会長のライバル? @@@@@「@定@行」で有名な『@ー@ック』会長兼社長の『@@@』の@@@@氏は種牡馬になったダノンシャンティ、
妻で取締役の@@@@@氏の『ミッキー』はミッキークイーンが2冠馬になり、あっさりG1オーナーになりました。
@@会長はどんなに悔しかったでしょう…。心中お察し致します。
『カネはいくらでも出す』
(※ホントに発言したか? どうかは不明)
@@会長は今年こそは何が何でも『G1馬オーナーになりたい』と今年のセレクトレールではなんと13億1,800万円もの馬を爆買いをしました。
『サトノダイヤモンドは勝てないんじゃないか?』と感じているのでしょうか?
データ的には、きさらぎ賞直行組【0・0・0・7】。勝ち馬でも【0・0・0・5】です。
トーセンラーは7着、3戦3勝無敗のトーセンスターダムは11着惨敗。
牝馬ですが、ルージュバックも桜花賞を単勝1.6倍で9着敗退しています。
サトノダイヤモンドはトリッキーな中山コース初出走で長距離輸送の経験もないのは大きな不利です。
社台の大手クラブ『サンデーR』の高額馬を単勝1.5倍のメジャーエンブレムの馬券圏外
鞍上は桜花賞ショックから立ち直れてない繊細なクリストフ・ルメール。
3着を外す可能性は低いですが、単勝1,5倍のメジャーエンブレムが馬券圏外
ヨレたりせずに真っ直ぐに走れるディープ産駒。
本命はリオンディーズ。
日米オークス馬シーザリオの仔で兄はジャパンカップを圧勝した菊花賞馬エピファネイア。
父スペシャルウィークにはサドラーズウェルズの血が入っています。
直近では共同通信杯直行組の成績が良く、12年ゴールドシップ、14年イスラボニータ、15年ドゥラメンテと3連勝中。
母父ブライアンズタイムディーマジェスティも狙い目です。
ブライアンズタイムは父として過去21年でナリタブライアン、サニーブライアン、ノーリーズンヴィクトリーと4頭の皐月賞馬を輩出しています。