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201654(水) 16:51

輸入車市場を50年に渡って支えたJAIA

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輸入車市場を50年に渡って支えたJAIAとは
JAIAという組合は、一般にはあまりなじみがないので、少し説明しよう。1965年に設立されたこの組合は、自動車の輸入が自由化され、また、ドルの割り当てが撤廃され自由に運用できるようになった年に、梁瀬次郎氏(元JAIA理事長)が通産省(現経済産業省)に進言し設立に至ったものである。


今では想像もつかないが、当時は年間1万2~3000台(2014年は約32万台)しか海外のクルマが輸入されておらず、価格も日本人の所得水準に比べて、ずば抜けて高くまだまだ一般的な商品ではなかった。しかし、クルマ作りの歴史は日本よりずっと長い国々から、優れた製品をどんどん輸入しようということで設立に至ったのだ。


設立当初からしばらくは、外車ショーなどを開催し、輸入車の販売に直結する活動が主だった。しかし近年は、インポーターの現地法人化に伴い、販売活動は独自で行うようになった。そこで、関税障壁となるような日本独自の法律、規制や基準を出来るだけスムースにクリアできるように、日本政府と自動車メーカーの間に立ったロビー活動を中心に行っている。


1982年から開催されている輸入車合同試乗会は、数少ない販売面に関する活動で、今回で35回目を迎えた。各インポーターの最新モデルを一堂に会して自動車媒体、ジャーナリストが3日間試乗するもので、今年は19社29ブランド、99台の試乗車が用意された。150万円の入門的輸入車から5000万円を超えるような超高級車まで千差万別にラインナップしているのもこの試乗会の特徴だ。


同時に、今年は組合設立50周年ということで、特別展示が行われた。これは、50年に渡る輸入車市場においてエポックメイキングなクルマを13台集めて展示したもの。輸入車が憧れだった時代、バブル景気も相まって一気に輸入車台数が増えメジャープレーヤーになってきた時代、そして、輸入車各社のブランドバリューを強調していった時代の3つに分けた展示だった。

メルセデスベンツ600 (⁰︻⁰) ☝写真

その中で、最も注目すべき1台を挙げる
ならば、メルセデスベンツ600(1972年)以外にはないだろう。600は、当時のメルセデスベンツのフラッグシップカーとして君臨し、世界中のVIPや王族が愛用したクルマで、日本にも少数が輸入された。


このクルマは、ヤナセの2代目社長であり、前述のとおり、JAIA設立に貢献し、理事長でもあった故梁瀬次郎氏が新車当時から愛用していた車両そのもので、現在もヤナセの手でしっかりとしたメンテナンスのうえ保管されている。このことからも、この展示に最もふさわしい1台といえるのだ。


また、50周年を記念して、一般の方を対象にしたフォト&エッセイコンテストが実施される。これは、より輸入車に触れてもらう機会を作ろうと、50台の輸入車を用意し、最長2カ月の試乗機会を設けるものだ。詳細は以下アドレスにてご確認いただきたい。



http://www.jaia50th.jp/contest/ 引用元



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