いろんなことに使っているので、これがないと
何もできない!
私愛用のタブレットをポチポチ
油断すると・・・・・・・
パソコンが突然のフリーズ。キーボードやマウス操作をいっさい受け付けず、全く変化のない画面。紙に書いた資料であれば、作業を途中でやめても、いつでも続きから作業を再開できるが、PCの場合そうはいかない。
作業データはきれいに削除され、最終保存した個所からやり直さなければならないことも。何時間もかけて作った資料も、初めから作り直し。しかし、あきらめるのはまだ早い!ここで紹介している3つのステップを試してみてほしい。
■【STEP1】本当にフリーズしているのか、まずは状況を確認する
PCがフリーズすると、反射的にパソコンを再起動したくなる。しかし、この段階で慌ててはいけない。再起動する前に一呼吸おいて、パソコンの状況を確認してみよう。もしかすると、単純に処理が非常に遅くなっていたり、マウスやキーボードの電池が切れていたりといった理由で「フリーズしているように見える」だけかもしれない。フリーズしていなければ、データを失うこともなく、そのまま作業を継続することもできる。
まずは、本当にフリーズしているのか、確認することからスタートしよう。
(1)マウスやキーボードの電池残量を確認
もしかすると、ただマウスやキーボードの電池が切れていて反応しないだけなのかもしれない。予備の電池に入れ替えたり、接続を確認したりしよう。
(2)HDDのアクセスランプ点滅を確認
次にパソコンや外付けHDDのアクセスランプを確認してみよう。ランプが点滅していたら、作業などの処理をしている最中。点滅が止まるまで少し待ってみよう。
(3)パソコンの画面をカメラで撮影
万が一、データが消えたときのために、現在の作業内容をデジカメやスマホで撮影し、記録しておこう。最悪データがなくなっても、画面に残っている書類の分は写真を見ながら再現できる。
以下をチェック↓
□マウスやキーボードを連打しない
□マウスやキーボードの電池残量をチェック
□HDDのアクセスランプをチェック
□パソコンの画面をカメラで撮影
■【STEP2】バックアップから書類を復元する
【STEP1】の作業を試しても動き出さない場合には、本格的にフリーズしている状態だ。バックアップから自動で復元する設定にしてあれば、消えたファイルも最新に近い状態で復元される。
その場合には、パソコンを再起動するのが最善策。データの自動回復設定は、エクセルならファイルを開きオプションメニューの「ヘルプ」下にある「保存」をクリック。選択肢から「自動回復設定」にチェックを入れておけばフリーズしても作業途中のファイルが自動的に復元される。
(1)エクセルにはドキュメントの自動回復機能がある。回復したいファイルをクリックすれば、作業途中のファイルが復元される。
(2)自動回復用データの保存設定画面(エクセル)。データ保存の頻度や自動回復用ファイルの保存場所などを設定可能。
以下をチェック↓
□パソコンを再起動し、自動復旧を試みる
■【STEP3】作業ファイルから書類を復元する
バックアップ設定を事前にしておらず、自動復旧ができないなら、作業ファイルを探してみるといい。作業ファイルとは、エクセルやワードなどを作業中に一時的に保存しているファイル。通常は作業が終わると画面からは消えてしまうが、書類の内容の一部がそのまま保存されていることもある。検索をかけてみよう。
作業ファイルを見つけたら、「プログラムから開く」でエクセルなど使っていたアプリを選ぶと書類が復旧できる場合もある。
Windowsの作業ファイルのフォルダを開くと、白い紙のようなアイコンが出てきた。Windows7/8であれば「C:Usersユーザー名AppDataLocalTemp」フォルダにアクセスすれば、作業ファイルを探すことができる。
見つかったワードの作業ファイル「~ WRD1196.tmp」をワードで開いてみたところ、きちんと表示された。
以下をチェック↓
□名前や更新日時などを参考に作業ファイルを探す
□作業ファイルを見つけたらアプリで開いてみる
▼OSが起動しなかったら専門業者に依頼しよう
画面が真っ暗になったり、パソコンの電源が落ちて再起動できない場合には、システムが破損している可能性が高い。この状態のまま無理に作動しようとすると、ファイルの破損がひどくなり復元は難しい。
この場合には、素直に専門業者に復旧の依頼をするといいだろう。ただし、HDDの容量が大きい場合や作業が難しい場合、思った以上にコストがかかってしまう。
トラブル時の負担を少しでも軽くするために、データ復旧サービス費用の一部を負担するサポートメニューを用意しているソフトウェアベンダーや、保証期間内であれば無償でデータ復旧サービスを依頼できる外付けHDDなども販売されている。事前の準備で、システム破損時でも被害を最小限に抑えられるだろう。