国道274の夕張~日高町にある鵡川・福山駐車場のトイレは以前にも紹介したことがあるが 今日久々に立ち寄ったらいろいろ思うところがあった。
写真は自動ドアが開いたら現れるエンタランスだ。日光が差し込んで何か芸術作品のようにも見える。一瞬たじろいてしまった。
外観はこんな感じで やはり気を入れて作っていると感じる。
駐車場は十分な広さだが この日は自分を含めて3台だった。食後の昼寝のドライバーもいたようだ。
奥の広場も緑豊かでゆったりしている。
今回注目したのはこの看板だ。稲里小と稲里中の合作で1996年に設置されたとある。想像するに両校は背後の広場にあったが 人口減などでこの年に廃校になったのではなかろうか。中学校のモチーフにはイワナ・牛・馬・ワシ・キツネが描かれていて 小学校のには恐竜(ムカワリュウ?)の親子・アンモナイト・メロン・鮮やかな星空が印象的だ。なるほど素晴らしい環境に囲まれていたのだろう。
1996年の閉校が正しければだが 当時の日本社会では少子高齢化が顕在化していなかったが 人口周辺部ではすでに始まっていたのだろうか。ちなみに付近には国道の除雪ステーションはあるものの 定住人口はゼロと思われる。何れにしてもこのような場所でも気を入れて作ったトイレがあるのは素晴らしいことで 奇麗に使わせてもらおう。