笠間の道の駅には陶器が少なかったので 以前からよく行く「製陶ふくだ」に向かった。市街地からやや外れた 狭い道の奥にある。これは和風造りの展示室。この裏側に登窯がある。
入り口左のお気に入りの場所。単なる喫煙スペースなのだが 笠間焼の最高の実態展示と思う。回りも大谷石づくりで抜群の趣だ。
振り返を見ると 巨大なモニュメント。花瓶だそうだ。軽トラの後ろの背の高い建物に炉を組んで製作したとのこと。
頂いたパンフレットは会心の作と思う。仕法窯という銘らしい。
裏手の登り窯の説明と職人の心得。
笠間焼の歴史の解説。
製造工程と受賞歴。
あの巨大花瓶は国道近くのモニュメントになっているほかに フジモリ大統領時代のペルー国にも送呈されたとのこと。
街の方から福田の親方と呼ばれるご主人は6代目で お話をさせていただくとなかなかの人物だ。いわゆる人間国宝のような方向よりも実用を目指していると感じられ その意気は「製陶」という名前にも表れていると思う。笠間に行く度に立ち寄るが ここは期待を裏切らない。