コレクション(3)
ガラガラ蛇のガラガラ 3/5/2021
昔の話で恐縮だが 仕事の関係で米西海岸のシアトルの近くにいたことがある。アイダホ州のアンティークショップで
ガラガラヘビの発音部(ガラガラ)(Rattle Snake’s Rattler)のコレクションを入手した。特に蛇が好きなわけではないので なぜ買ったのかは忘れたが 27ドルの領収書は残っていた。
これはガラガラヘビの尻尾の先のガラガラを
36匹分集めて 黄色いフェルト布に並べた
手製のコレクションだ。一番上にはArizona 残りはSturgillとあり 採取年は一番古いのが1968年で 大体は1971~74年だ。Arizonaは州名だから Sturgillはその付近の地名だろうと思い アメリカの地名検索をしたが見つからない(検索にかかるのはカントリーウエスタンの歌手名ばかりだ)。ということは
北米の砂漠地域の中の
ごく小さい地名なのだろう。
このガラガラはヘビが脱皮する毎に一節ずつ増えて 年齢もわかるらしい。製作者の意図は不明だが ヘビの
捕獲を記念するためだろう。デザインがナバホインディアンの砂絵に似ているので
インディアン居留地に暮らす人が作ったというのが私の想像だ。
十勝ヒュッテとガラガラヘビは何の関係もないが 貴重なものなので展示したい。しかし 家内からは気持ち悪いと不評なので 自分で楽しむしかない。永く手製フレームで保管していたが 今回の展示のために松山額縁店の立派なフレームに作り直した。もちろん本体よりもフレームの方が高額だった。ヒュッテの東壁は漆喰仕上げを終えていないが
直行さんのスケッチと並べてみた。良くマッチしているし
何かの魔除けにはなると思う。