北海道で一番のワイナリーは「オチガビ」と私は思っている。余市と仁木の境界付近で国道から西に外れたところにある。
地形的に独立した敷地にビンヤードと立派な建物があるので 実に落ち着いた環境だ。「ワインの木オーナー」のメンバーなので無料ワインを頂きに毎年行きたいのだが 最近は隔年しか行けていない。今回は11/3の文化の日は混むだろうと思い 翌日に訪問した。
ビンヤードのブドウは10月中旬には収穫が終わったそうだが 現在もぽつぽつと房が残っていた。これはウラナリで もちろんワインには使わないとのこと。左のピノ・ノワールはわかったが 右は不明(ウラナリならつまみ食いさせてもらえたかなと少し後悔)。
建物の中の一番眺望の良い所はレストランで ゆっくりとワインを楽しめる。フレンチスタイルのランチもディナーもある。
地元産の麦ブタがおススメになっている。
今回はご
自慢の薪ストーブを案内頂いた。ヨツールのモダン型とボラヤンの横型だ。後者は長いマキでも燃やせるとのこと。余市にはリンゴ園が多いので 植え替えに伴う廃木が出るのでマキには困らないらしい。バラ科の木をたくさん燃やせるのは理想的だ。
おちさんは日本の
ワイン製作者のレジェンドだ。見識・技術・人柄・経営 いづれも一流で しかも気軽にお話を伺える。ジャーナルが年4回送られてくるが 洒脱な記事でいつも楽しみにしている。ちなみにオチガビの名称は奥様(共同経営者・社長)の名前に由来するとのこと。
ワインはもちろんおいしい飲み物だが 作る過程の
「ウンチク」まで含めると一層楽しめるので 「
カントリーライフの中の一つとしてワインがある」と思う。十勝は残念ながらワイン作りではとてもかなわない。オチガビ・ワイナリーはいわゆる桃源郷なので 一度訪問することをおススメする。
Webサイト
https://www.occigabi.net/