先週木曜(11/18)に知人から電話が来た。「シカ肉がたくさんあるが いらないか?」とのこと。丁度 土日に名古屋と札幌から若者達が来るので これは好都合で「頂きます」と答えた。「じゃ鶴居村まで来て」。「鶴居村って あの釧路の?」。。。話を聞くと何人かのチームで鶴居に1週間泊りがけでシカ撃ちをやっているとのこと。札幌からあそこまでは350キロぐらいあるぞ! (おまけに1ナンバー車なので高速は使わない)。。結局 シカ肉欲しさに強行した。札幌→日勝峠→清水・本別→鶴居で約6時間。温泉に入り1時間半。鶴居→十勝ヒュッテで夜の約3時間。計500キロ強で ヒュッテに着いたらへとへとだった。荷物室の犬ももちろんへばっていた。
まあ2~3キロの肉は頂けるだろうと思っていたが 何と米袋に2つ頂いて ずっしり重かった。暗くなっていたので内容の確認はしないで積み込んだ。
生肉の解体は初めてなので 経験豊かなコニファーのオーナーの助力を得ることになった。
翌日午前にコニファーで解体を始めた。まず全部を開けてみると まあ出て来るは ほぼ一頭分はあった。幸い毛皮ははがされ血抜き済みのようだ。
部位を確認した。
モモ・ヒレ・アバラ・サガリもあるようだ。今回のBBQに使うのと知人に配るのも含めても半分もあれば十分なので 残りの半分はコニファーに差し上げてキャンパーに自由に食べてもらうことになった。そんなんことでコニファーの庭先で
今晩のBBQ分・友人に配る分・コニファー分に小分けした。そのうちにキャンパーさんがやって来て「シカ肉をもらえるそうですが?」「どうぞどうぞ。どの肉がいいですか 切りますよ」という具合で 何と
臨時の肉屋さんになってしまった。 しかし当日のキャンパーさんにとっては
サプライズプレゼントだったろう。何せキャンプ場に行ったらシカ肉をもらえたのだから。
当方の若者BBQだが 日が短くなり4時には暗くなるので 2時過ぎから火を起こし始めた。廃材のたき火で暖を取りながら 横の焚火台で肉を焼くいつものスタイルだ。日が落ちると外気は零下になるが こうすれば開放感のある
ぬくぬくBBQになる。
まずシカのリブを焼いたが 油が大量なので大きく燃え上がる。少しづらして焦げないようにして焼いたが 肉はかなりおいしい。これは
焦がさないコツが必要だなと言うのが実感だ。味は塩のみがベストだ。
シカロースは
薄めに切って網を使った普通の焼肉スタイルだったが NYCステーキに相当する位のおいしさだった。
予想に反して
シカ肉はおいしいという結果だったが 鶴居村でもらった友人がきちんと血抜き処理をしておいてくれたためと思う。感謝だ。ただ 大々的に配ったがまだ余っている。
とにかく莫大な量だった。