十勝ヒュッテの近くにはなぜか宗教施設が多い。嫌というわけではなく むしろ観察するといろいろと興味深いと思っている。
一番上(標高420m)には「
剣山神社」がある。このあたりが開拓村だった頃からの鎮守社なのだろう。剣山の山頂には剣が飾られていて 登山道はこの神社から始まっている。
その下(標高410m)は「
自然霊光院」という宗教施設で 広大な庭園がある。また 沢水を使った
高さ10メートルにもなる大噴水がある。これは
冬には数メートルの氷柱になり 表通りからも良く見える。写真のように白樺やどろの木よりも高い。看板にはいろいろ注意書きがあって興味深いのだが ケゲンに思う人も多いと思う。
さらに下(標高380m)には 「
世界統一教”聖火の郷”」という広大な屋外施設がある。写真中の平らな土盛りの奥だが 観覧席付きの野球場くらいの広さだ。ここで年一二回の火祭りがあり さしずめライブショーのような具合になる。一度見学させてもらったが 家族連れで参加している信者の方もいたし ネットで全国に同時配信とのこと。
何れの施設も春や秋の屋外の眺めの良いところで環境は抜群だ。また 東大雪や然別の山々の眺望も素晴らしい。
十勝ヒュッテ(標高370m)の今年の積雪状況は 1月末の低気圧で50センチで その後も多少は降ったが現在は3~40センチまで落ちていて 3月にはさらに下がるだろう。
今年の北海道の積雪は例年よりかなり多かったが 「
ニセコで2メートル以上 札幌で1.5メートル 十勝で50センチ程度」と思う。ヒュッテ付近の積雪は問題のないレベルで 道路も除雪されて助かっている。
冬の気温は意外にも
マイナス15℃以下にはならず 麓の芽室町の方が低温になるそうだ。もう3月なので すでに
昼間の気温はプラスになっている。