マイとかち.jp

庭十勝blog | 庭づくりの日々|十勝・帯広
庭十勝 niwatokachi

2016325(金) 14:42

エクステリア先行の事例より

コメント
お庭の打ち合わせにお伺いさせていただいた時点で、カーポート・物置等がすでに整備されている場合の事例になります。

住宅を購入、あるいは新築されてから庭をつくるまでにある程度期間が空く場合、必要に迫られカーポートや物置を先に設置する場合は多く見受けられます。
その場合のお庭のデザインの考え方等を事例を元に参考になれば。

○ご要望
・プラス1台の駐車スペース
・木製デッキとシェードネット
・枕木を多用してナチュラル感の演出
・宿根草を中心とした植栽スペースを多めに
などです。

最初の提案。
画像
カーポートと物置が設置済みで、ほぼ配置的にも問題無いということなのでそのままの配置での提案です。
スペース的には限られるためにほぼゾーニングも決まってしまいます。細部の形状デザインと材質等のデザインに思考を巡らせます。


<ポイント>
この事例の現場という訳ではなく、多くの同様のエクステリア先行の現場に見られる事なので記しておきます。
カーポートを先行して設置する場合は、その後の庭工事を念頭に入れて時期や配置を決める事をおすすめします。
作業機械や車輛が入れずに余計な経費・時間がかかってしまうケースが非常に多いのです。
また、カーポートの設置時に舗装と想定されるエリアに基礎砂利を入れておく場合も多く見られます。ほとんどのケースでこれは無駄となっています。これは、庭や家の想定される高さを考慮せずに歩道等を基準として安易に砂利を入れてしまっている事に起因します。
それにより、砂利の厚さが不足したり、最初から必要と考えられる厚さが入っていないケース、転圧不足、適切ではない砂利の使用等様々な要因により、当社施工の現場に於いて施工済みの砂利をそのままの形で使用できた例はほとんど無いのが現状です。(そのまま施工するという条件ならその後の保証ができない事も考えられます)
物置については無くては困りますし、多くの場合は移動も容易な事から先行設置は問題無いと思いますが、なるべくコストを減らそうとするなら、設置する高さの検討、基礎部分の検討を怠る事のないように助言させていただきます。
やるやらないに関わらず、庭の将来形を描いてからの先行設置をお勧め致します。


で、決定案です。
画像
アプローチが、インターロッキングから洗い出しになり、形状や縁石素材も変更しています。
スペースの各所で植栽スペースを設けています。
オリジナルウッドデッキは物干台機能を備え、シェードも設置出来る構造になっています。

2009年 幕別町

施工後3年目の景観です。

画像


画像

画像
枕木ステップ

画像

画像
枕木の花壇。

画像

画像

画像
洗い出し舗装のアプローチ。
洗い出しには色々な手法があります。自分に合ったモノを探してみるのも楽しいかも。


画像
オリジナル木製デッキ。
物干し台、シェードが付くようになっています。


画像
画像



※デザインの壷
 楽な道は選ばない。



画像
外部リンク
スマガ施工事例集外部リンク












.
 コメント(0件) 
コメント欄はユーザー登録者のみに公開されています
2006-05-09から946,167hit(今日:136/昨日:122)
庭十勝blog | 庭づくりの日々|十勝・帯広
マイとかち.jp