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庭十勝blog | 庭づくりの日々|十勝・帯広
2013820(火) 19:40

リ・ガーデン 二日目

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枕木を切っているリーダーのガクちゃん。
この枕木はテラス状に敷並べてあったものを剥がして菜園の枠に再利用するものです。
思いのほか状態が良くて助かりました。
枕木は勿論線路に使用されていたモノですから、隙間などに砂が噛んでいます。チェンソーの刃がすぐに使えなくなってしまうほどひどいモノもあります。
枕木ってどれくらい持ちますか?とよく聞かれます。
場所にもよりますが、腐れによる劣化よりもアカアリによる食害の方が寿命を縮める元凶となっているケースが多く見られます。防虫・殺虫に注力を注ぐ事をお勧めしています。


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枕木菜園の底面を整地するツッチー。
枕木による菜園の枠は、一段積みと二段積みの二通りを多く使います。今回は一段です。当然現況地盤高を多く掘り込む事になりますから、その底面の土質には気を使います。水が湧くようでは当然菜園には適しません。
通常菜園では客土の厚さは50cmを基本としています。ケースバイケースでそれ以上とかそれ以下の場合もありますが、末永く菜園として使用できるように客土にも配慮しますが、毎年肥料や土壌改良は必要になると考えておいたほうが良いでしょう。


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枕木を鎹(カスガイ)で留めるコモリン。
子は鎹(かすがい)のカスガイですね。しっかりとつなぎ止めてくれます。
使用する枕木が中古枕木なのでピカピカなメッキの鎹は似合いません。火打鎹というものがありますが高価なため当社では特殊な方法で古びた感じを出しております。
それはガーデンディレクターアカイケがあみ出した方法ですが企業秘密です。


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そのアカイケは図面とにらめっこです。
当社の図面のスケールは50分の1です。自ずから図面はA1サイズと大きくなります。
これは、お客様に対するわかりやすさは勿論ですが、表記のない寸法なども現地で当たりやすくなるわけです。縮尺がいっぱつで分かる三角スケールという定規は必需です。でもないか。
デザイナーの線と点にこだわった図面を三次元で現場に落とさなければならないので、そこそこ真剣です。
そこそこです。
図面は確かに大切ですが、現場での表現はそれをはるかに上回るものです。現場力が備わって初めて感動が生まれます。


あとは、ツッチーの内股が加われば完璧です。








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