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庭十勝blog | 庭づくりの日々|十勝・帯広
2014218(火) 03:14

風雪の後で

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昨夜からの風雪の後、ミーナの庭のガーゴイルを撮ってみた。
寒そうなのか暖かそうなのか良くわからないが、その顔を眺めていて、ガーゴイルという名前の意味を調べてみたくなった。

これまでは、ガーゴイルは「悪魔」で西洋の建築の魔除けとしての意味合いで存在するものだと思っていた。

調べてみたらこれが以外だった。ガーゴイルは「雨樋」だという。雨樋の中でも彫刻を施されたもの。別にそれは悪魔を表現したものでなくてもそう呼ぶらしい。
その芸術性から各所の飾りにも使用されるようになったんだろう。

同じような箇所で魔除けとして日本では鬼瓦(おにがわら)が思い浮かぶが、正に厄除けと装飾を兼ね備えた芸術品で雨樋では無く雨仕舞いの役割を担っている。鬼の顔ばかりでなく家紋などバラエティーに富んでいる。和風だが起源はローマ帝国らしい。

沖縄には有名なシーサーがある。口を開いた方が雄で福を招き、口を閉じた方が雌で災難を家の中に入れないとされる。

一方日本の神社などに見られる狛犬は日本に伝わった当初は左右同じ形だったけど、平安時代になって向かって右側に口を開いた獅子像、左側に口を閉じた狛犬像で古くは角をもっていてこちらだけを狛犬と呼んだそうだ。現在では両方を狛犬と呼ぶ。なぜ犬に角があるのかは疑問だけど。起源は古代エジプト文明などのスフィンクスに代表される守護神としてのライオンとされる。

口を閉じている開いている様は「阿吽(あうん)」というが、「阿」は口を開いて出す最初の言葉、「吽」は口を閉じて出す最後の言葉で宇宙の始まりと終わりを表しているんだそうで。


現在のミーナの庭のガーゴイルは単体。もう一体の設置を待っているところです。
つまりここでは狛犬的趣で庭の装飾装置として置かれるという事になりそうです。

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