ラーメン
「北京亭」さん です。
帯広市東3条南16丁目にあるお店。
ひと言では語り尽くせない、
不思議な魅力のあるラーメンを食べることができます。
北京亭からイメージするよりも
シンプルな外観、店内も
白いカウンターに
白い壁、メニューがが貼ってあるだけと言えるほど
飾り気がありません。
還暦を過ぎたようなご夫婦で切り盛りされていて、メニューは
「ラーメン」「チャーシューメン」「ライス」「(ゆで)タマゴ」という、いたって
シンプル。
ラーメンは
醤油味1種類。メニューに
小盛りはあるのですが、
大盛りはありません。
注文すると、親父さんが
一心不乱にラーメンづくりに取りかかります。動きがどこか
リズミカルです。
店内は私語はもちろん、目の前の店主に言葉などは掛けづらい、
緊張した雰囲気。
調理していないときでも、時折スープ鍋を覗いたり混ぜたりとラーメンから気を離しません。
今回は
「チャーシューメン」をいただきました。
チャーシューは一つ一つは小さいのですが、見事に麺が見えないほど並んでいます。
こちらのラーメンは実に
不思議な魅力があるのです。
初めて食べた時は、頭の中が
「???」。
今まで食べたことのない
独特のラーメンです。
塩味が薄め、ラーメンの味を確かめるように食べ進めます。
はたして
「おいしいのか?…」そう考えているうちに、
じわじわとおいしさがわき上がってくるのです。
多くの人がこのラーメンに
はまってしまい、お店に通い続けるという
魅力のあるラーメンなのです。
夫婦の
連係プレーも見物です。
麺がスープの注がれた器に入れられると、今度は奥さんの出番です。メンマなどの
具材が飾られます。
独特なのが、あらかじめ
多めに載せられるコショウです。大きめの缶をひと振りしてコショウを載せるのが奥さんの仕事です。
スープはおそらく
とんこつがベースでしょう。
しっかり煮込んでダシを取っているようで、
少しとろみが感じられます。
スープのコクが
じわじわと口の中に浮かび上がってくる、クセになる味。
定期的に、必ずまた食べたくなるのです。