約1週間前の
4月21日、
北海道伊達市で開催された
「第26回春一番伊達ハーフマラソン」に参加してきました。
この大会は
“北の湘南”といわれる伊達の
温暖な気候を生かして
道内でも最も早くに開催されるハーフマラソン大会です。
当日は晴天に恵まれたものの、
少し肌寒い風が吹くコンディション。
私には年ごとの天候や気温の差が大きい印象がある大会で、暖かいときもあれば、雨混じりの凍えるようなときも経験があります。
そのことを思えば、今回はとても
走りやすい絶好の天気だといえるでしょう。走ってみても実際にそうでした。
今年はコースとなる遊歩道の広さを考えて、大会当局が安全のためハーフマラソンの
参加制限を初めて
2500人に設定。申し込みがその定員に達するという
変わらぬ人気をみせました。
受付会場の
「だて歴史の杜カルチャーセンター」は、例年通り多くの人でいっぱい。しかし、別の控え場所として近くに新築された体育館を開放していたこともあり、昨年よりは余裕があったように思います。
さて、
10時50分がハーフマラソンの
スタート時間です。
私は少しでも前から走り出したいとの思いから、レベルの高いランナーがいる
前側に並ぶことにしました。
少しでもタイムを縮めたいという欲が出たわけです。
ところが、スタートしてから私の
体の動きがよくないのです。
周りの人に
次々と抜かされるし、息も苦しい。
「今回は体調が悪いみたいだ…」と思いながらも、無理をせずに
スピードを抑えて走り続けました。
コースの途中にある小学校の
サイレンが
正午に鳴るのですが、その音を
聞く位置によってタイムの善しあしが分かるのです。
調子の良いときは、サイレンの場所を通り過ぎるころに鳴りだすのですが、今回はまだ小学校までだいぶん行き着かない時点で鳴り出すものと諦めながら走っていました。
それがどうでしょう、小学校が
すぐ前方に見えている時点で鳴りだしたのです。サイレンを通り過ぎた時はまだサイレンの音の余韻が残っていたぐらいです。
思ったよりも早く走れていたのです。
そこからは、軽く登っていたコースの方向が再び街に向かい下っていきます。
比較的足取りも軽くゴールに向かうことができました。
最終的にはゴールタイムが
1時間36分台。昨年よりも
1分ほど早くにゴールできたのです。
今考えると、
スタートが間違っていたのでした。
自分のレベルに合わない場所からスタートしたために、周りの早さに
自分のペースを見失ってしまったのでしょう。
今回のレースで学んだことは
「身のほどを知れ」ということ。
早い人の中で走っても、けして自分が早く走れるようになるわけではないのです。
伊達ハーフマラソンの魅力の一つは、受付会場前に立ち並ぶ
飲食や物産店のテント数の多さです。
ご当地グルメを味わったり、特産物を買い求めることができ、多くの人でにぎわっていました。
参加者には「きのこ汁引換券」が
体が温まる「きのこ汁」
行列の向こうは…
「ハンサム焼き」に「ぶう玉」
がんばった人みんながメダリスト「どらメダル」
特産きのこの販売
今回改めて思ったのが、
伊達ハーフマラソンは本当にいい大会だということ。参加者も多く、運営もみごとです。
直前にボストンマラソンの爆発事件があり、会場でも不審物に関する注意のアナウンスが頻繁に流されていました。
ぜひ、平和と健康の象徴であるマラソン大会が、今後も行い続けられる世の中であってほしいと願いました。