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201472(水) 21:32

“不”完走記「第29回サロマ湖100kmウルトラマラソン」

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↑大会前日の受付会場前


平成26年6月29日に湧別町・佐呂間町・北見市で行われた「第29回サロマ湖100kmウルトラマラソン」に参加してきました。

4回目の完走を目指して参加した今回は、無念のリタイアという結果になってしまいました。

大会前一週間ほど前には22度との気温予想も、大会当日のアナウンスでは25度に。
そして、実際には29度と30度近くにも上がりました。

今年は、年の初めから首のヘルニアに悩まされ、特に3月・4月は思うように練習ができませんでした。
しかし、5月からは練習も通常どおりできるようになり、月間330キロの練習を積んできましたが、やはり練習不足もあったと感じています。

大会当日は、曇り時々晴れの予想が、日差しが絶えることのないほどの快晴となりました。
夕方からの気温もさほど低くならず、前日の車中泊で寒い思いをしなかったのも過去の経験からは初めてのことでした。

スタートしてからは、あまり走る速度に自らブレーキを掛けることなく自然に走ろうと心掛けました。
調子も悪くなかったですし、あとに時間の余裕を作ろうとの考えです。

5キロを約30分、10キロでも1時間5分ペースで走っていきました。

10キロ、20キロと快調に進み25キロも通過。
しかし、30キロあたりから足が止まり始めました。

その後も、足に疲労を感じるようになり、フルマラソン地点では過去で一番疲れがきていたと思います。

「おかしいな」と思いながらも走り続けましたが、45キロ過ぎからペースが急激に落ち始めました。のどが急激に渇き出します。

それでも54.5キロ地点のレストステーションまでは歩かずに到着しようと頑張りましたが、52キロからはついに歩いてしまいました。

頭はフラフラ、ボーッとしてもうろうとしてきています。
のどはさらにカラカラ、給水地点で水分を補給しても一向にその感覚は治りません。

そうです、脱水症状がで始めたようです。
頭のフラフラと吐き気は熱中症になりかけているようでした。

レストステーションには、歩いて何とかたどり着く状態でした。
その先、体調を取り戻し走り続ける見通しは感じられず、無念のリタイアを選択しました。

折れないはずの心が、見事に折れてしまいました。

収容バスの中、周りを見渡すと10回以上完走されているサロマンプルー方も多くリタイアされていました。
やはり、気温の高さは過酷な状況だったようです。

ゴールへ向かうバスの中、ふと外を眺めていると、NHKーBS1「ランスマ」の収録で100キロマラソンチャレンジをしていた中村優さんが58キロ地点を走られているのを見かけました。

残り時間やこれからの体力の衰退を考えると、完走は難しいのではないかと感じていましたが、なんと完走されたようです。
時間は、12時間55分。制限時間ギリギリです。

最後のワッカは自分との闘いだったと思います。
完走できないかもと弱気になったこともあったと思います。

とにかく、優ちゃんは凄いです。

サロマの模様は8月2日(土)・9日(土)の午後6時からの「ランスマ」で放送されるようです。


画像



今回のサロマはリタイアという結果となり、悔しく情けない思い出となりました。

これからすぐに自分を鍛え直し、来年のサロマは必ず完走してみせます。
そう自分に言い聞かせました。
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