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遊・RUN ひらっちのブログ
2011114(金) 18:50

「おまえ うまそうだな」

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「むかし むかし おおむかし。
ある はれたひのこと。
やまが、ドドド‥‥ と ふんかして 
じしんが グラグラグラ‥‥
そのとき!
アンキロサウルスの あかちゃんが
うまれました。
でも、‥‥」



以前から、妻が子どもたちに読み聞かせをしているのを聞いていて、思わずホロリとする心温まる絵本だなと気になっていました。

その絵本の題名は「おまえ うまそうだな」

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凶暴なティラノサウルスが「うまそうだな」と、生まれたばかりのアンキロサウルスの赤ちゃんを食べようとしますが、赤ちゃんは「ウマソウ」が自分の名前だと勘違いし、ティラノサウルスのことを「お父さん」だと思い込んでしまいます。
ティラノサウルスは、自分を慕ってくれる「ウマソウ」を食べることができなくなり、徐々に愛情が芽生えるのです。しかし‥‥


この物語に登場するものは、食べるもの、食べられるもの、立場は違えど、みんな一生懸命に生きています。
それが、人の心に感動と切ない思いを呼び起こすのだと思います。

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親から子へ、伝えたいこと。
それはとてもたくさんありますが、伝えられる時間には限りがあります。
だから必死で、なにかを人生の蓄えにして欲しくて、親は子に話しかけるのではないでしょうか。

いつかは誰しも、自分だけの力で生きて行かなければならない時を迎えます。
自分だけの足で、地面に立つことを求められます。
その時、我が子が途方に暮れないように、我が子がしっかり前を向いて歩み続けられるように、親は子に伝えようとします。
たとえ肌の色が違っても、時代が違っても、その気持ちは変わりません。

「おまえ うまそうだな」の作・絵は、絵本作家の宮西達也さんです。

その宮西さんが、11月14日(月)と15日(火)に鹿追町に来られ、「図書フェスティバル IN しかおい」の関連事業として「講演会」「おはなし会と映画鑑賞会(おまえうまそうだな)を行います。


お母さんとの一緒に「おまえ うまそうだな」を見るひととき、その後の親子の会話‥‥
きっと、子どもたちにとって忘れられない、すてきな思い出になることでしょう。


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「読書フェスティバルINしかおい」外部リンク
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