今日は忘れもしないウッチーの命日です。あの惨劇から6年。
円山動物園はこの日を「動物福祉の日」と定めています。
ウッチー事件の翌年の大変な時期に着任した前園長は、ウッチーは園が殺したんだと認めていました。
その後、動物専門員制度が始まり大幅に飼育員が入れ替わったため、あの事件を直接知っている飼育員は限られています。
これからの円山動物園を背負っていく若い飼育員たちにウッチー事件の真実が正しく伝わっていることを願ってやみません。獣医師が足りなかったからなどという単純な理由で起きた事件ではありません。
円山動物園は、ウッチーのみならず多くの動物が命をもって教えてくれたことを土台に、信頼される動物園へと生まれ変わる努力をしています。それは望ましいこととして応援しますが、その陰には悲しい歴史があったことを忘れることはありません。