出演・課長(僕)
OL・(加藤あい)
タクシー運転手(矢部)
場所・ルキア前
どれくらい時間が経っただろう 5分、いや 3分ぐらいだろうか、
あいと僕の 時間が止まっていたのは、、、
あい・「ごめんなさい。わたし、、」
僕・「もう 落ち着いたかい?」
そっと 離れる あいに すこし淋しさを感じつつ、
僕・「駅前ならタクシーも 来るだろう。」
ふたり 並んで 歩き出した。
僕・「じゃ、おやすみ。来週から 頑張って。」
精一杯、大人の台詞を言った。
あい・「課長、先に乗って下さい。課長の方が 遠いでしょ。」
僕・「そっか~ 悪いな! じゃ お疲れさ、」
言い終わらない内に あいが タクシーに乗りこんできた。
あい・「運転手さん、公園東町三丁目まで。」
僕・「オ、オィ!」
あい・「シッ!」
慌てる僕を見てミラー越しに 運転手が「ニヤ」と笑った様に見えた。
車内は しばし沈黙につつまれた、、、、
頭の中に 例の悪魔と天使が現れた。
悪魔が、「チャンスだぜ!」 とささやけば 天使が、「オイ!仮にも自分の部下だぞ!」 しかし 天使は悪魔のヤリであっけなく刺された、、、
あい・「あっ、そこのマンションの前で停まって下さい。」
あいが運転手に言った。
悪魔の自分は 一瞬 我に返った。 2人は車を降りた。
僕・「立派なマンションだな~。」
あい・「一人暮らし 許してもらえる代わりに セキュリティのいい所に住みなさい。て、親が、」
あい・「だから、わたし お家賃稼ぎに 会社に務めてるの。」
いたずらっぽい目をして あいが 笑った。
手馴れた様子で オートロックを開けて あいは 「早く!」の手招きをした。
エレベーターの中で さっきの天使の事を フト思った。
あい・「課長、どうぞ。ココがわたしのお部屋です。」
あいの後に続き部屋に入ると、シンプルだけどセンスの良い家具と淡いピンクで統一されたカーテンとベットが女の子らしさを語っていた。
とりあえず、コートを脱ぎ、床に座った。いくらなんでもベットに腰掛けるのはまずいだろう、と、訳の分からない言い訳を自分に言い聞かせた。
あい・「課長、何か 飲みます?」
僕・「あ、あぁ 」
あい・「ビール、キリンでしたよね 課長。」
ちょっと 得意げな顔をした あいがいた。
僕はこれから起こる事を考える自分にちょっと嫌気がした。
つづく。
今日のチョロQ 昨日と同じだけどノーマル・ランサーエボリューション。
サイドビューも素敵!
リヤスポも特大!