すでに
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などを
ご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、
12月19日にインドクジャクのメス「オカアサン」が亡くなりました。
飼育下での平均寿命は20~25年程度であるインドクジャク。
昔の記録が残っておらず、正確な年齢は不明なのですが
オカアサンは推定19歳以上のおばあちゃんクジャクでした。
オカアサンは2016年1月頃より、オスにしか無いはずの飾り羽が
生え始め、その年の夏頃にはすっかりオスの見た目になって
しまいました。
(原因は加齢によるホルモンバランスの変化だと思われます)
2016年1月。
手前がオカアサン。奥はメスのピィちゃんです。
左がピィちゃん。右がオカアサンです。
2015年春。この頃はまだメスの姿でした。
オカアサンの姿が変わっても、オトウサンは毎年求愛を
続けていました。
残念ながら、オカアサンが求愛を受け入れたことはなく
無精卵しか産みませんでしたが…
ですがメス同士のピィちゃんとよりも、オトウサンとくっついて
過ごしていることの方が多かったように思います。
左がオトウサン。右がオカアサンです。
亡くなる前日、室内ではいつも一羽で休んでいることの多い
オカアサンが、珍しくオトウサンの隣にいたので撮った写真です。
これが最後の一枚となってしまいました。
加齢で足腰が弱ってきているオトウサンや、人工哺育で
なにかと世話の焼けるピィちゃんに比べ、オカアサンは
病気知らずの強い子で、あまり手をかけてやれなかったことが
今となっては心残りです。
オカアサンに会いに来てくださったり、応援してくださった
皆様に心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。
オカアサン、おつかれさまでした。