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2019731(水) 19:14

ここにしかない事情

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北海道の児童・生徒の学力が相対的に低い、

ということは以前から言われています。



それが事実だと仮定したとき、

その原因は何なのか、はっきりしたことは私には言えませんが

(というか、一つではないでしょう)

一つ思っていたことがあります。



帯広市内に送迎できない家庭では

十分な学力増進のための対策は立てにくいのではないか、

ということです。



小学校、あるいは中学校の授業だけで

十分な学力が確保できるかと考えた場合、

私はそれは難しいだろうと思います。



それは公立の義務教育の性質上、

平均から一定以上外れた学力の児童、生徒に対して

その能力に見合った授業をすることは難しいからです。



どうしても平均近辺の学力を目安にして

授業せざるを得ないでしょう。

義務教育なんですから。



学力が一定以上高い(あるいは低い)生徒に特別に補習していたら

それはそれで問題になるはずです。



となると各家庭で塾なり家庭教師なりを使って

それを確保するしかなくなります。



子供だけで通える位置に住んでいる、

あるいは送迎できるだけの時間的、費用的コストを

保護者が負担できる、

というご家庭なら何とかなるかもしれません。



ですが1~2年間、週に2~3回の頻度で

何十kmも往復できるでしょうか。



しかも子供が授業を終えるまで

保護者は時間を潰さなくてはならないわけです。



朝早くから暗くなるまで畑仕事をした後に

市内中心部まで送迎して

いったん家に帰るなり街で時間を潰すなりしてください。

そしてそれを週に3回、何年間か続けてください。



そう言われたら

私にはとてもできませんと答えるでしょう。



となると家庭学習しかなくなるわけです。

でも子供は分からないところを質問することもできません。

極論すれば、分からないところが分からない、となるでしょう。



これで学力が伸びる子供がたくさんいたらその方が衝撃です。

なかなか伸びないでしょう、普通に考えて。



結果として、能力がある子供でも

その能力ややる気に見合った学習環境が与えられない、

ということが増えてくると私は思っています。



今、私は帯広中心部から30kmほどある農村部の

ご近所で同学年のお子様がいる家庭数軒で

ある一軒のお宅に場所だけ用意していただいて

出張個人指導のようなことをしています。



市内までは送迎できないけれど

近所の○○さんところなら車で5分だから、

という感じで集まっています。



画像



私の方は、十勝らしい田園風景の中を

ああ、今年の小麦はどうなのかなぁなどと考えながら

車を走らせております。



中学主要教科は全て指導できますから

そのお子さんたちの総合的な学習指導を

私が全て見ている感じになります。



大人数は目が行き届かなくなりますが

数人程度ならかえって効率よく指導できるというメリットもあります。



北海道に移ってしばらくは

北海道の受験事情をよく知りませんでしたが

5年ほどいますのである程度受験指導もできるようになりました。



東京の塾、予備校の講師で培った経験を

こういう形で十勝に還元できれば

私にとっても喜びになります。



関心のある方はいつでもお問い合わせください。
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