昔、
親戚の家やご近所の家に行くと、
特に欲しいと言ったわけでもないのに、
大量にお菓子やジュースをくれる人、
いませんでしたか?
特に「おばちゃん」が多いと思うのですが。
私はこれが苦手だったので、
来客には、
お茶やコーヒーくらいしかだしません。
皆さん、
お客様がいらした時、
どうしていますか?
逆にこういうおばちゃんって、
こちらがあげようとすると、
「いいから、いいから、ホントに良いから!
いやいやいや、なんも出さんでちょうだい!!」
とかいうのですけどね。
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何故おばちゃんがお菓子やジュースを大量に上げようとするのかというと、
無意識の部分に、
「愛情=行為、行動」というのがあり、
その延長線上に、
「愛情=ものをあげる事」というのがあります。
じゃあ、ものをくれる人、
何かしてくれる人が愛情あふれる人かというと、
そうとは限らず、
逆に、
「これさえやっておけば文句言わないだろう」
と、ものをくれる人、
親切にしてくれる人もいます。
おばちゃんはどちらかというと、
「これさえやっておけば」かな。
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「愛情=行為、行動」という無意識の思い込みについて、
記事を二つ書きました。
「愛しているという証拠に、あれもこれもしてあげなくちゃ!」
と思い込んでいる人側の視点から書いた、
Web雑誌Trinityの記事。
「愛という名の呪い — 相手の要求にこたえることが愛ではない~正当なパートナシップの話」
これはDVや、パワハラ、モラハラの被害者になりやすい方です。
何故言いなりになってしまうのか?
どうしたらそこから抜け出せるのか?
について書いています。
もう一つは、
相手に言う事を無理やり聞かせたがる人側について書きました。
「愛とは言う事をきく事ではない―ギブ・アンド・テイクの関係とは?」
「愛=行為」と思っているから、
思い通りにしてくれないと、
時にはモンスター化する人もいます。
大人でも泣きわめき、
とか、
怒鳴り散らして、
いう事をきかせようとする人がいますが、
「いう事をきいてくれない=自分を愛していない、大切にしてくれない、軽んじている」
となるから、
怒るというより、
軽いパニック状態になっているのです。
こういう方、
身近にいらっしゃいませんか?
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当店にご相談にいらっしゃる方は、
どちらかというと、
「愛情=行為」を要求されて、
クタクタに疲れ果てて、
身体を壊したり、
言いなりになって辛くて心を壊してしまう方が多いです。
これ、実は、開店以前の私もそうでした。
だから、大家族だったときは本当に大変だったの。
全員のいう事をきこうとしたから、
身体がいくつあっても足りなかった。
結果、身体も心も壊したのです。
これ、体験していない人は、
簡単に、
「いう事聞くことないのよ」
って言えちゃうと思うのですが、
そういう事じゃないんだよね~。
色々な人生経験があるからこそ、
判ること、寄り添う事、
解決することが出来ると思うのです。
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