「ぐるりのこと。」を観てきました。
物語はある夫婦の10年を描いています。
佐藤カナオ(リリーフランキー)。
佐藤翔子(木村多江)。
学生のころから付き合ってきた二人は
妊娠がきっかけで、できちゃった婚をします。
しかし、生まれてすぐに赤ちゃんを亡くすという
結果に・・・。
そのあとカナオと翔子に感情のすれ違いが。
赤ちゃんのことが忘れることができず、
精神的に病んでしまう翔子。
そんな中再び妊娠するものの、
カナオの自分に対する愛情が信じられず
中絶をカナオにはだまってしてしまう翔子。
法廷画家をしているカナオがいろいろな
事件の判決をみつつ人間の悲しさやおかしさを
うまく表現しています。
過去にあった事件をなぞらえて
いるシーンはみごとです。
なによりもカナオと翔子をとりまく人たちが
柄本明、寺田農、八嶋智人、木村祐一、斎藤洋介、
寺島進、倍賞美津子・・・脇役にはもったいないくらい。
木村多江さんはほんと~上手い。
精神的に病むくだりはすごかったです。
やはり一番はリリーフランキーさん。
とにかく暖かい。ぼそぼそしゃべるのに
俳優さんに負けず劣らず・・・拍手~。
私は好きだな~。
劇中、「おでんくん」風
落書きのシーンは笑えました。
大型館でも良かったんじゃないかな~と思いました。