片岡義男に、はまっていたのは、10代から20代の頃だ。
旧角川文庫の、赤い背表紙の文庫本は、シンプルさと無駄のないデザインが、いい。
かならず、なにかしら写真が表紙で、それも通勤途中に読むには、ファッション誌なんかよりも上品に感じたものだ。
1940年生まれと言うから、還暦は、すぎている。
彼独特の、横文字は、当時は、かなり衝撃的だった。
クローゼットとか、ペーパーバックとか、そしてどんな年齢層でも、僕と彼女という、言い方も、ずっと歳をとらないみたいで、不思議な世界観は、気持ちさえよかった。
まだ活動は、しているが、一時程では、ないようだ。でもたまに読みたくなる。
な~んて、片岡義男風に書いてみちゃった。