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とどこの海中秘書室
とどこ

2011125(月) 16:31

僕たちは 世界を変えることが できない。

コメント×10
久々に泣いてしまいました。
あまり話題もなかったんですが、評価的には
よかったので、どんなものかと思いましたが、
もしかしたら、今年ベスト上位ぐらいの作品です。

医学生の田中甲太(コータ 向井理)が、毎日コンパや、勉強の繰り返しの生活で、なんか物足りなさを感じて、ある日
郵便局にあるパンフレット。
「カンボジアに屋根のある小学校が、建ちます。」

という~海外支援案内に何かを感じ・・
(実は、意味もなくなんか思っちゃうあたりが、おかしい~)

仲間、柄本佑、窪田正孝、合コンで、知り合った
松坂桃李らと、悶々としながら
(このあたりが、ホント今風な男子たち・・)
カンボジアに小学校を建てるべく
行動をはじめますが・・・。


ちょっと楽しくて、真面目な感じなのかな~と
思いきや、前半、カンボジアに視察に行った
四人は、壮絶なカンボジアの歴史や、現状に
落ち込みます。
ポルポト時代の虐殺のあたりは
演技というよりは、ドキュメントに近くて
頭蓋骨が、山になったシーンや
虐殺の絵は、目をそらしたくなります。
そして、エイズHIVの罹患率でも
多いカンボジアで、寂しいエピソードも
あり、それでいて何のために
小学校を建てようとするのか
向井くんらしからぬ、エピソードも
てんこ盛りなんで、2時間半ですが、あっという間でした。

この前に「パラダイスキス」が公開されてしまった
ためか、どうも向井くんが、チャラ男的な
イメージがよくなかった・・・。
でもまったくイメージは違いますよ・・。

レンタルでもお勧めです。監督は、深作欣二監督の息子さん、深作健太さん。
バトルロワイヤルを、欣二監督が、体調不良のために、遺作を引き継いだエピソードが、あるんですね。こういう見せ方は、うまいなあ~と思います。
さりげなく~リリーフランキーさん、阿部寛さんの演技が、逸秀。
特に、単位があぶなくなり解剖室に呼び出される、向井くんと窪田くんのシーンは、並べられた献体の風景と。
いろんな意味を持ったシーンでした・・。

象徴的なこの曲が、実にいいです。
残念ながら、帯広では、15日まで。
それも、昼とレイトショーのみです・・・。

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