なんて唄があった。
毎年値打ちはないにせよ、積もり積もったら、幾ばくかは身に付くのだろうか。
この場合、身についちゃ不味いのか。狼一号
この秋には母親が骨を折った。
今までも相当骨は折ってきたんだろうに、その百戦錬磨の母親がただ庭に降りようとして転んで左肩を折った。
黄昏どきだったので緊急指定の病院で応急処置だけして、翌日もう一度来ることにして帰宅した。
母親は一人で大丈夫というので、自室に戻ったが深夜に心配になって覗いてみた。
ベッドにも入れず、首を座椅子の背に預け不自然な角度に曲げたまま身動き出来ずにいた。
俺を見て、ちょっと身体を横向けにしてくれないかと頼む。
俺は注意しながら、ベッドに連れて行って寝かせた。。。
最初からそうすりゃよかったんだ。
辛そうなのはわかってたはずなのに。
いつも世話を焼いてくれた立場の人と自分との立ち位置が替わる時ってのは、当然いつかは来るものだが、
なんとも、なんとも。
どこかの誰かが、年老いた母親をおんぶしたら、あまりの軽さに三歩歩まずって言ってたけど、あの感じだね。
まぁ当の本人は入院中も大勢のお見舞い客で病室をサロンのようにしたり、転職を考える若い看護師の悩み事相談に応じたりと結構非日常を楽しんでたようだけど。
今は、手術後の経過は良いもののいまだに不自由な左手のリハビリに精をだしてる。天然山羊の眼
とりあえず、まだまだおんぶは先のようなので一安心。