絵本+フェルト(35)


2011519(木)

ちょっと 変わった野ねずみ。


ちょっと 変わった野ねずみ。

夏の終わり、野ねずみたちは とうもろこしや
木の実、小麦、わらを 集め始めた。

みんな 昼も夜も はたらいた。

ただ フレデリックだけは別。

「フレデリック」(レオ=レオ二作・谷川俊太郎/訳)


     
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「フレデリック どうして きみは はたらかないの?」

「こう みえたって はたらいてるよ。」とフレデリック。

「さむくて くらい 冬の日のために、
ぼくは おひさまの ひかりを あつめてるんだ。」

     
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そして じっとして 色を集めたり

ことばを集めたりします。
みんな からみると 半分 眠っているみたいだった。

そして 冬がきて 最初は食べ物もたくさんあって、
まぬけな ネコの話しをしたりして ぬくぬくと楽しかった。


食べ物も尽きてきて こごえそうになると 
みんな おしゃべりもしなくなった。

「きみが あつめた ものは いったいどうなったんだい、
フレデリック。」みんなは たずねた。

「めを つむって ごらん。」
「きみたちに おひさまを あげよう。」

そして 色。

そのあとは ことば。

舞台の上で 俳優みたいに しゃべりはじめた フレデリック。

「おどろいたな、フレデリック。
きみって 詩人じゃないか!」


     
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フレデリックはは、赤くなって お辞儀をした。
そして、恥ずかしそうに 言ったのだ。

「そういう わけさ。」

     
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ちょっと 物の見方が 人と違っていたり 変わっていても いいんだと思います。一見すると 怠け者のフレデリック。最後にはみんなを 楽しませちゃいました!

わたしも変わり者の そのひとりかと・・。

フレデリックに愛を込めて!







  


この記事のURL2011-05-19 12:57:41

2011511(水)

「おだんごぱん」ころがって・・・


「おだんごぱん」ころがって・・・

「おだんごぱん」 ロシア民話・せた ていじ訳・わきた かず絵


むかし むかし、
ひとりの おじいさんが、なにか おいしいものが食べたくなって、
おばあさんに 言いました。
「ばあさんや、ひとつ、おだんごぱんを 作ってくれないか」

すると、おばあさんが言いました。
「でも、なんで こしらえるんですね。うちにゃ、小麦粉が
ありませんよ」

「あるとも、あるとも。
 粉ばこを ごしごし ひっかいて、粉を集めりゃ、
 どっさり あるさ」

     
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やがて、おだんごぱんが、ほかほかに 焼けました。

窓のところに 冷やしておくと

おだんごぱんは、じぃっと じぃっとしているうちに
さびしくなってきて 
ついつい 転がりだしました。

ころころ 転がって 表の通りへ 出て行った。

うさぎに逢ったり、オオカミや くまに逢ったりしましたが、
「ぼくは、天下のおだんごぱん♪
~ぼくは、おじいさんからも、おばあさんからも、うさぎさんからも、オオカミさんからも逃げ出したのさ。
おまえなんかに つかまるかい。さよなら くまさん♪」

そして きつねに出会いました。

きつねに うまいこと おだてられ 

そのうたを 鼻の上で唄ってくれないかい。

     
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       ズルそうな きつねの顔!

「お願いだから、今度は 舌べろの上に いらっしゃい。」


     
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きつねさんが、舌をぺろりとだしますと、
おだんごさんが とびあがり、

きつねは、たちまち 口を 閉じ、
おだんごぱんを、ぱくっ と 食べてしまいました。

     
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と こんな お話しです。

結局 おじいさんの口には 入りませんでしたとさ。





庭の 水仙が この陽気で開きはじめました。


     
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この記事のURL2011-05-11 15:45:11

2011510(火)

「長靴をはいた ねこ」 シュールな。


「長靴をはいた ねこ」 シュールな。

ぺロー童話。

「ながぐつをはいたねこ」
(スタシス・エイドリゲビシウス・絵)

     
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絵が 不思議な魅力をもっている。

     
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むかし、ひとりの粉屋がいて、粉屋には三人の息子がいました。

粉屋が死んだ時、一番上の息子は風車小屋をもらい、

二番目の息子はロバをもらいましたが

一番下の息子には、ねこしか残っていませんでした・・・。

こんなふうに はじまるお話しです。

ちょっと シュールな世界に挑戦してみました。


この記事のURL2011-05-10 08:54:04

201159(月)

「もりのなか」・・・初くま!


「もりのなか」・・・初くま!

もりへ 散歩に でかけた 男の子が

大きなライオンに会ったり、
子象たちに会ったり、

ジャムやピーナッツを食べている くま達に出会ったりしながら

みんなで もりを 散歩していく おはなし。

とちゅう ハンカチ落としをしたり、
かくれんぼをする。

「もう いいかい!」と目を開けると、
すると 動物は一匹もいなくなって かわりに おとうさんが立っていました。


     
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「もりのなか」マリー・ホール・エッツ/文・絵

くまを作ってみるのは 初めてでした。絵本の中で、くま達は 立ち歩きでジャムとピーナッツの袋をかかえて
散歩の列に並んでいるのが 可愛くて。ちなみに、ライオンは たてがみをとかす櫛をもって 最前列で直立歩行!


         
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庭に やっと チューリッパ達がやってきてくれました。赤いのは 昨日、母の日だったので母のもとに届けました。時差ボケ気味だったので 母の日って云わなかったからわかってくれたかな・・・。だって 日曜を水曜と間違えてたんだもんね。まぁ、さりげなくです。


この記事のURL2011-05-09 12:58:28

201158(日)

しあわせな こぶた。


しあわせな こぶた。

こぶたは、たべるのが だいすき、

うらにわを かけまわるのも だいすき、

ねむることも、だいすきでした。

でも、なによりも なによりも すきなのは、

     
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やわらかーい どろんこの なかに、

すわったまま しずんでゆく ことでした。

「どろんこ こぶた」(アーノルド・ローベル作)より


ゆうべ トイレに置いてあったこの絵本が目につき きゅうに この愛らしいこぶたを作り始めました。


誰にも これだけは!っていう好きなことってありますよね。私は、かさぶたとるのが好き・・・あぁ 言ってしまった。子供の頃、大きな傷のかさぶたを取っては、直りが遅くなるんだから やめなさい!といわれても 取っていました。わたしだけ?


かわいらしい お尻!

     
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しあわせの 黄色い こぶた。


この記事のURL2011-05-08 10:14:47

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