円山シマウマ(5)


20171114(火)

ちょっとだけ展示


ちょっとだけ展示

短時間ですが、DJの前まで開放されました。



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メスのチョビミミがまだ環境に馴れていないため板が置かれています。
バックヤードのある環境で暮らしていましたが、ここ円山のアフリカゾーンは展示場も寝室も同じ場所ですので落ち着かないようです。



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板壁の穴から覗くとチョビミミは職員さんに甘えていました。
DJとも仲が良さそうですし、ゆっくり新しい環境に馴染んでいってくれると思います。


この記事のURL2017-11-14 22:30:39

2015826(水)

飛馬の献花台


飛馬の献花台

今日の飛馬の献花台です。突然の死から三日が経ちやっと飛馬がいなくなったのだという実感がわき、献花台の前で涙が出ました。



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訃報の表示に最後の下線部分が付け加えられました。

飛馬の遺影にかける言葉は「ありがとう」とか「安らかに」ではなく、ウッチーのときと同じく「ごめんなさい」しかありませんでした。しかもわずか6年の生涯にしてしまって…


この記事のURL2015-08-26 16:56:31

2015826(水)

今朝の北海道新聞記事より


今朝の北海道新聞記事より

解剖を担当した北大への取材で、飛馬は重度の肺水腫を起こしていたそうです。輸送時のショックやストレスで肺水腫を招いた可能性があるとのこと。
飛馬は呼吸困難になって崩れ落ちたのですね。

シマウマは輸送箱の使用が一般的と記事にはありますが、輸送箱自体が問題なのではなく、その輸送箱にどのようにして飛馬を入れたのかが問題なのです。


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(写真は仙台市八木山動物園のHPより)
他園では神経質なシマウマの移動の際には、このように何日も何週間も前から輸送箱を獣舎に設置しその中に入る訓練を経て、なるべくストレスを軽減した上で箱に収容する努力がなされています。

円山はそういった丁寧な方法をとらず、業者から借りた輸送箱を当日いきなり使用。初めて見る箱に飛馬が率先して入っていくわけがありません。
おびえている飛馬を強引に箱に追い込んだに違いありません。その結果、重度の肺水腫を起こしての死亡です。

さっきまで元気だった飛馬がショック死したにも関わらず、搬送作業には何ら問題はなかったとマスコミや市長に報告。
同じ人間が現場の指揮をとっている限り、改善勧告など意味がない証拠です。

他園では当たり前のこととして行っている事前の馴らし訓練をしなかったために無駄に若いシマウマを死なせてしまった円山。他園の方々は飽きれて見ていらっしゃると思います。

ここ2~3年だけでも体制がきちんとしていれば失わずに済んだ命がいくつあるのでしょうか。


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改革には外部の方々の力が当然必要です。
適切な外部委員の選任と早期の委員会設置を願います。


この記事のURL2015-08-26 09:03:34

2015825(火)

定例市長会見


定例市長会見

今日2時から札幌市長の定例記者会見がありました。
会見のもようは市役所ロビーでリアルタイムで放映されますので見てきました。

夕方のニュースでも一部の内容が放送されました。
写真はいずれもHTBイチオシより
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会見冒頭で死亡事故が相次いだことへのお詫びがありました。
しかし、搬出作業に問題はなかったと思うと発言。園側の報告をそのまま受け入れたようです。
シマウマという動物のデリケートな生態から他園では一発勝負の追い込み箱取りなど行っていないことを市長はご存じないからでしょう。これについては全国から市長宛にメールが届くと思います。

そしてウッチーの死と飛馬の死、けして別個のものではなく共通しているものは組織の体質であるということも。



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外部の専門家の意見も取り入れて円山動物園の立て直しを図っていきたいとのことでしたが、そもそも人の入れ替えをしなければ立て直しはできないと思います。


会見最後の質疑応答では、円山動物園問題に記者の質問が多く寄せられました。

マレーグマの死亡事故について関係者の処分は?という質問には、処分に該当するような職員がいるのかどうか調査中と回答。あまり積極的には聞こえませんでした。

アフリカゾーンのオープンを延期する考えは?との質問には、移動が間に合わない動物がいたとしても予定どおりオープンする可能性はあるとの回答でした。
外圧がはたらいているのか…

会見の動画は札幌市のHPで見ることができます。


この記事のURL2015-08-25 16:45:11

2015824(月)

追悼 飛馬(ひゅうま)


追悼 飛馬(ひゅうま)

あまりの出来事でした。呆然としてまだ悲しみも沸いてきません。
ここに飛馬の献花台があること自体が信じられません。



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5年前にまだ1歳だった幼い飛馬がやってきたときのこと、よく覚えています。不安そうに佇む飛馬を隣のマスから母のように見守るスモモがいました。そのスモモ(28歳)が肺炎で亡くなってまだ2か月。こんなにすぐに飛馬が追いかけるように逝ってしまうなんて。将来のある若い個体だったのに。


以下、夕方の道内ニュース(HTB・STV)から。
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この獣医のコメント、どうなんでしょう。

死因は輸送によるショック死と発表がありました。
なぜ今回死に至らしめることになったのかという肝心の部分が欠落しています。委託業者のせいにするつもりでしょうか。
HPでは獣医の立ち会いを強調していますが、何人いようと死亡させてしまっては意味がありません。

25日は札幌市長の定例記者会見の日です。
ウッチー事件の処分も終わらないうちに更なる死亡事故。市長の会見に注目したいと思います。


この記事のURL2015-08-24 19:22:43

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チネ
ホッキョクグマを通して動物の素晴しさを認識しました。
主に円山動物園の動物たちの日常をご紹介します。

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