2016116(土)

江戸の食事

最近、江戸時代の食事は「ヘルシー(?)」だったという迷信が一部健康志向の方々の間で信じられています。

はたして江戸時代の日本人は皆健康だったのでしょうか。
答えは日本史の教科書にあります。

「医師 杉田玄白」

「医師」と言う事はお医者さんがいた、という事ですね。
お医者さんがいた、と言う事は、病気があった、ということですね。

ご存知かと思われますが、江戸時代の平均寿命は現在よりはるかに短かったのです。
これには、新生児死亡率が高かった、遺伝的要素(せまい地域での婚姻を繰り返すとだんだん弱くなっていく)といったふたつの理由もあるのですが、「ガン」になる前に他の病気でしんでいた、とか糖尿病になる代わりに栄養失調から別の病気で死んでいた、といった事情もあるのです。

戦後、結核で亡くなる方が劇的に減ったのは、ストレプトマイシンやカナマイシンといった抗生物質よりもむしろ、栄養状態の改善が理由だと言います。

「江戸時代の食事はヘルシーだ」と信じる前に、一歩立ち止まって、自分にもあてはまるだろうか、と考えてみる必要があると思うのです。


かつてアトピーが少なかった理由には寄生虫が出す物質があげられています。






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