2016年1月16日(土)
江戸の食事
最近、江戸時代の食事は「ヘルシー(?)」だったという迷信が一部健康志向の方々の間で信じられています。
はたして江戸時代の日本人は皆健康だったのでしょうか。
答えは日本史の教科書にあります。
「医師 杉田玄白」
「医師」と言う事はお医者さんがいた、という事ですね。
お医者さんがいた、と言う事は、病気があった、ということですね。
ご存知かと思われますが、江戸時代の平均寿命は現在よりはるかに短かったのです。
これには、新生児死亡率が高かった、遺伝的要素(せまい地域での婚姻を繰り返すとだんだん弱くなっていく)といったふたつの理由もあるのですが、「ガン」になる前に他の病気でしんでいた、とか糖尿病になる代わりに栄養失調から別の病気で死んでいた、といった事情もあるのです。
戦後、結核で亡くなる方が劇的に減ったのは、ストレプトマイシンやカナマイシンといった抗生物質よりもむしろ、栄養状態の改善が理由だと言います。
「江戸時代の食事はヘルシーだ」と信じる前に、一歩立ち止まって、自分にもあてはまるだろうか、と考えてみる必要があると思うのです。
かつてアトピーが少なかった理由には寄生虫が出す物質があげられています。
はたして江戸時代の日本人は皆健康だったのでしょうか。
答えは日本史の教科書にあります。
「医師 杉田玄白」
「医師」と言う事はお医者さんがいた、という事ですね。
お医者さんがいた、と言う事は、病気があった、ということですね。
ご存知かと思われますが、江戸時代の平均寿命は現在よりはるかに短かったのです。
これには、新生児死亡率が高かった、遺伝的要素(せまい地域での婚姻を繰り返すとだんだん弱くなっていく)といったふたつの理由もあるのですが、「ガン」になる前に他の病気でしんでいた、とか糖尿病になる代わりに栄養失調から別の病気で死んでいた、といった事情もあるのです。
戦後、結核で亡くなる方が劇的に減ったのは、ストレプトマイシンやカナマイシンといった抗生物質よりもむしろ、栄養状態の改善が理由だと言います。
「江戸時代の食事はヘルシーだ」と信じる前に、一歩立ち止まって、自分にもあてはまるだろうか、と考えてみる必要があると思うのです。
かつてアトピーが少なかった理由には寄生虫が出す物質があげられています。
2015年11月13日(金)
対処療法
再開が遅れご迷惑をおかけしております。
今しばらくお待ちくださいませ。
さて、私は自分の体調には結構いい加減(笑ってればそれなりに免疫力は高まりますから)だったりします。
昨年だったと思いますが、夕方から大事なお客様がいらっしゃる時に熱を出してしまいました。
店内には、一般的な風邪薬はもちろん、市販の漢方薬さえありませんので、
いくつかの食材を組み合わせ強制的に熱を下げました。
その日は、それで良かったのですが、
翌日、だるさや頭痛など軽い副作用がありました。
その時のように特別な事情が無い限り、無理はするもんじゃありません。
ところで、今の日本は様々な問題を抱えているわけですが、
これは、高度経済成長で無理やり経済を成長させた副作用ではないでしょうか。
「経済再生」と言って無理をするのではなく、少し養生すべき時なのではないでしょうか。
今しばらくお待ちくださいませ。
さて、私は自分の体調には結構いい加減(笑ってればそれなりに免疫力は高まりますから)だったりします。
昨年だったと思いますが、夕方から大事なお客様がいらっしゃる時に熱を出してしまいました。
店内には、一般的な風邪薬はもちろん、市販の漢方薬さえありませんので、
いくつかの食材を組み合わせ強制的に熱を下げました。
その日は、それで良かったのですが、
翌日、だるさや頭痛など軽い副作用がありました。
その時のように特別な事情が無い限り、無理はするもんじゃありません。
ところで、今の日本は様々な問題を抱えているわけですが、
これは、高度経済成長で無理やり経済を成長させた副作用ではないでしょうか。
「経済再生」と言って無理をするのではなく、少し養生すべき時なのではないでしょうか。
2015年10月14日(水)
ステロイド
薬膳とか、漢方とか、マクロビオテイックとか、変てこりんな宗教にハマる人の中には、アトピーに悩んだ結果
ステロイド
を悪者扱いされる方がかなりいらっしゃいます。
「ステロイド」は、元々は膠原病の治療のために開発されました。
専門書(いかがわしい疑似医学書では無い)によれば、症状に合わせるのではなく、全身の状態を調整する、誤解を招く事を承知で言えば近代医学よりむしろ漢方に近いような方法論を持っていました。
やがてそれは、皮膚疾患や喘息に対症療法的な効果がある事がわかり、そちらにも積極的に使用された事で悲劇が生まれました。
対症療法は所詮対症療法なのです。
完治しない、あるいは再発したなどの理由で、ステロイド剤はどんどん強い物が処方され、さらに、
ステロイド剤の禁止用法である長期間使用し続ける
という暴挙を行ってしまうのです。
ステロイドが悪いのではなく、使用法を誤っているのです。
漢方なり、食事療法なり、或いは全然違う方法により体質改善を行い、症状があまりにもひどく我慢できない時にステロイドを用いるような方法をとるべきなのではないだろうか。
ちなみに、私はステロイドを用いても痒みが全然取れないので使用しません。
ステロイド
を悪者扱いされる方がかなりいらっしゃいます。
「ステロイド」は、元々は膠原病の治療のために開発されました。
専門書(いかがわしい疑似医学書では無い)によれば、症状に合わせるのではなく、全身の状態を調整する、誤解を招く事を承知で言えば近代医学よりむしろ漢方に近いような方法論を持っていました。
やがてそれは、皮膚疾患や喘息に対症療法的な効果がある事がわかり、そちらにも積極的に使用された事で悲劇が生まれました。
対症療法は所詮対症療法なのです。
完治しない、あるいは再発したなどの理由で、ステロイド剤はどんどん強い物が処方され、さらに、
ステロイド剤の禁止用法である長期間使用し続ける
という暴挙を行ってしまうのです。
ステロイドが悪いのではなく、使用法を誤っているのです。
漢方なり、食事療法なり、或いは全然違う方法により体質改善を行い、症状があまりにもひどく我慢できない時にステロイドを用いるような方法をとるべきなのではないだろうか。
ちなみに、私はステロイドを用いても痒みが全然取れないので使用しません。
2015年7月25日(土)
体質
私には、抗鬱剤・精神安定剤・睡眠導入剤の類は効かないらしい。
さて、漢方薬にちょっと詳しい方(専門家だけではなくシロウトでも)にお話を聞くと、漢方薬は、症状では無く体質で選ぶということです。(中には対処療法的なものもありますが)
でも、これ漢方薬に限った事ではないような気がします。
風邪薬ひとつとっても
パブロンとルルは効くけどそれ以外はダメな人
カコナールしか効かない人
他は全部大丈夫なのにパブロンだけが効かない人
(これ全部例えばの話ですから、誤解の無いように)
中には風の時にはキャべジンが一番だなんて、プラシーボ効果感バリバリな方もいらっしゃるかもしれません。(もしかしたら胃腸が原因で風をひくだけかも)
人によって色々あると思います。
私は薬屋さんでは無いので言及は避けますが、漢方薬以外でも、もうちょっと「体質」が注目されてもいいのでは。
さて、漢方薬にちょっと詳しい方(専門家だけではなくシロウトでも)にお話を聞くと、漢方薬は、症状では無く体質で選ぶということです。(中には対処療法的なものもありますが)
でも、これ漢方薬に限った事ではないような気がします。
風邪薬ひとつとっても
パブロンとルルは効くけどそれ以外はダメな人
カコナールしか効かない人
他は全部大丈夫なのにパブロンだけが効かない人
(これ全部例えばの話ですから、誤解の無いように)
中には風の時にはキャべジンが一番だなんて、プラシーボ効果感バリバリな方もいらっしゃるかもしれません。(もしかしたら胃腸が原因で風をひくだけかも)
人によって色々あると思います。
私は薬屋さんでは無いので言及は避けますが、漢方薬以外でも、もうちょっと「体質」が注目されてもいいのでは。
2015年5月2日(土)
重要なお報せ
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