ここにガーデンテラスをつくります。
基礎砂利は約60cmの厚さで入っています。ここは河川の氾濫源にあたる事から砂利質の基盤になっていて、住宅にも今回つくらせていただくお庭のカタチにも非常に有効な基盤といえます。
基盤条件の悪い土地柄では基礎部には最大の配慮をしなければなりません。
この基礎砂利は、下層が大きめの砕石(80mm)上層が小さめの砕石(40mm)
の二層構造になっています。手間はかかりますが。こうする事で冬期間の凍上の影響を抑制する事ができます。
上に記したように、基盤条件が悪いと凍上抑制部材などの使用を検討します。
この基礎砂利の上に透水シートと砂を敷いてテラスの素材を敷き並べます。
今回はコンクリート素材のサークルを施します。
写真は各資材の厚さを施工中に計測するための水糸を張っているところです。
隣地との境界添いにコンクリート縁石を設置しています。
できればどちらか側で施しておくと何かと安心ですが、敷地の広い十勝のお庭ではコストに跳ね返ってくるために、なかなかできないのが現状です。
小さな菜園をつくっています。
今回は自然石を加工したピンコロという素材を使用しています。
大切なのは、最低でも50cmの土厚を確保する事。周辺の地盤よりも高くする事。
入れる土は黒土ですが、土壌改良・肥料などは基本的につくる作物によってお客様が施す事になります。
機械化が進む現場作業ですが、埋設物等が懸念される箇所などは人力で掘り進めます。
新築の時は図面の中に電気・上下水等のルートが記された図面が必ずあるので、外構工事をする場合はそれを提示するとスムーズに作業が進む場合があります。
まだ基礎部分の地味な作業が続きますが、十勝の庭づくりには特に大切な部分なので不備無く慎重に作業を進めたいと考えています。
「お年寄りと子供を離してはいけない。彼らを引き離すことは、過去と未来を断つことと同じだ。」
ラコタ族長老
ミーナの庭.