2014年11月18日(火)
されどこだわりの日々

私は、大の野球ファンである。特に巨人の松井が好きで、松井の打ったホームランが大変“美味しい晩のおかず"になる。
そんなある晩、アナウンサーがこう話していた。「土壇場の9回の裏、松井、あわやホームラン性のあたり、惜しくもライトライナーで試合終了、今日3三振の汚名挽回できず、巨人はさいさき悪く3連戦の初戦は巨人の敗戦に終わった。
ここで私の登場となる。「どたんば」とは漢字で「土壇場」と書くが、ところでどんな場所?実は罪人の首切り場所で、江戸時代の刑に生胴(いけどう)というのがあり、この土壇場に罪人を伏せて乗せ、首を切った。この土壇場から生きて生還した人はいないので“もう助からない状態"を「土壇場」といった。あまり使いたくない言葉であるが、「死球」とか「封殺」・「2盗」のようにやたら生きる・死ぬの言葉を使うスポーツに相応しいかもしれない。「あわや」とは、例えば“タバコの消し忘れが、あわや大惨事になる所でした"のように使い、本来好ましくない事が起きそうな時に使う。このアナウンサーがこの言葉の本来の使い方を知っていたら、松井にはホームランを打って欲しくない事になる。「汚名挽回」とはどういう事を言うのであろう。そもそも“挽回"とは“取り戻す"という意味で使用し、「汚名」を取り戻したら更に悪い状態になってしまう。「挽回」するのは“名誉"であって、「汚名」は“返上"するという使い方が正しいのである。更に「さいさき」とは漢字では「幸先」と書き、“この先いい事がある"と言う意味で使い、“さいさきが悪い"とは大きな誤用なのである。
こだわり続けた毎日、大変疲れる毎日である。されど今日も「小言幸兵衛」。(長文です。昔、作った文章)
そんなある晩、アナウンサーがこう話していた。「土壇場の9回の裏、松井、あわやホームラン性のあたり、惜しくもライトライナーで試合終了、今日3三振の汚名挽回できず、巨人はさいさき悪く3連戦の初戦は巨人の敗戦に終わった。
ここで私の登場となる。「どたんば」とは漢字で「土壇場」と書くが、ところでどんな場所?実は罪人の首切り場所で、江戸時代の刑に生胴(いけどう)というのがあり、この土壇場に罪人を伏せて乗せ、首を切った。この土壇場から生きて生還した人はいないので“もう助からない状態"を「土壇場」といった。あまり使いたくない言葉であるが、「死球」とか「封殺」・「2盗」のようにやたら生きる・死ぬの言葉を使うスポーツに相応しいかもしれない。「あわや」とは、例えば“タバコの消し忘れが、あわや大惨事になる所でした"のように使い、本来好ましくない事が起きそうな時に使う。このアナウンサーがこの言葉の本来の使い方を知っていたら、松井にはホームランを打って欲しくない事になる。「汚名挽回」とはどういう事を言うのであろう。そもそも“挽回"とは“取り戻す"という意味で使用し、「汚名」を取り戻したら更に悪い状態になってしまう。「挽回」するのは“名誉"であって、「汚名」は“返上"するという使い方が正しいのである。更に「さいさき」とは漢字では「幸先」と書き、“この先いい事がある"と言う意味で使い、“さいさきが悪い"とは大きな誤用なのである。
こだわり続けた毎日、大変疲れる毎日である。されど今日も「小言幸兵衛」。(長文です。昔、作った文章)
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