抱えきれない程の
大きな幸せより
手のひらをすり抜ける程の
小さな幸せを
そしてすり抜けてしまった
幸せの欠片を五夜神
拾い集めながら
今日を生きたい
気が付こうとすると案外
幸せの欠片はいっぱい自分の周りに
落ちているものだと思う
例えば、この最近木枯らし1号が吹き荒れた
木枯らしが吹き荒れても寒いだけで
何一ついい事は無い
漫画で見るほどスカートなんてめくれない
そして、風雨にさらされ
道端には草木が散乱する
そんな木枯らしが 吹き抜けた後の晴れた日に
道端に落ちた木の枝を
ゴミだと思って放置すれば
それは木枯らしの残したゴミでしかない
しかし、その枝を拾い上げ
天高く掲げた時に心の中で
斜陽はヒノキの棒を手に入れた
と考えるだけで
今日の冒険は始まる
そしてその姿を見た友人Aはきっと
武器は持っているだけではダメだ
ちゃんと装備するのだぞ
とお節介な長老と化す
そしてその後合流した友人Bは
友人Bはこっちを見ている
仲間になりたがっている
トゥトゥトゥットゥットゥ
友人Bが仲間になった鹿茸腎宝
と今日1番の笑顔を見せてくれるはず
そんな痛いやつらも
あぁこれが仲間なんだ
と幸せを感じること事ができるはず
案外、そんなものかもしれない