絵本(6)


2011416(土)

好きな絵本・その6


好きな絵本・その6

「ペニーさん」(マリー・ホール・エッツ作・絵/松岡亮子訳)

動物の大家族をかかえて暮す、優しいペニーさん。

今にも壊れそうな家に住んでいました。
とても貧乏だったので、そんな家にしか住むしかなかったのです。

ペニーさんは 家族がおおぜいいるので、毎朝 町の工場へ働きにいきました。何年も何年も働いてきましたが、お給料は家族の食べ物を買うと、全部なくなってしまいました。


ある朝、ペニーさんが仕事に出かけたあと、動物たちはお隣さんの畑の門をこじあけ侵入するのです。

いちごや 葉っぱ 花、キャベツ レタス などなどを食いあらしました。

     [img:1_0000343421-473x350]

そうしたら、犬が吠えてやってきて、お隣の雷おじさんがとんできました。


なんとか 逃げ切ったのですが、青いりんごを食べたりしたので みんな お腹が痛くなったりと病気になるのです。

     [img:1_0000343424-500x337]

仕事から帰ってきたペニーさんは 何事が起こったんだろうと、皆に薬をのませます。


隣のおじさんが 駆け込んできて、やっと事情がわかるのです。

被害の埋め合わせに、連中を引き取るか、次の新月まで、畑を三枚耕す、牧草地の石ころと、雑草をとってきれいにするか、草刈り。それに、毎日牛乳を届けろという内容でした。

ペニーさんは、困ります。
動物たちは手放すことは 出来ません。

でも 家族を養うためには、工場に働きにいかなければなりません。

はて、さて どのような展開になるかは 読んでのお楽しみに。。。


これが 絵本の最後の挿絵です。

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予期せぬ幸せが このあと やってきますよ。



この本が マリー・ホール・エッツさんのデビュー作です。
1932年に出版されたそうです。

私がエッツさんを知ったのは、「わたしとあそんで」や「もりのなか」でした。

     [img:1_0000343431-444x250]

こころに染みて 何度でも開きたくなる そんな絵本です。

   

   


この記事のURL2011-04-16 09:54:31

201122(水)

好きな絵本・その5


好きな絵本・その5

「じゃむ じゃむ どんくまさん」(柿本幸造・絵 蔵富千鶴子・文)

この絵本は 息子・草悦が大好きだったものです。

いい気持ちで昼寝をしていたどんくまさんに 天からふってきたのは りんご。

     [img:1_0000318007-500x332]

見上げると すずなりにりんごがなっています。

ゆすってゆすって とうとう全部おとしてしまいました。
そこに木の持ち主 うさぎのおじさんがやってきて・・・

うさぎのおじさんのうちはジャム屋さんでした。
どんくまさんも手伝って おいしそうなジャムがたくさんできました。


町にジャムを売りにいったのですが・・・
どうなることやら。

     [img:1_0000318008-500x313]

         どんくま印のりんごジャム。
 
   うさぎのおじさんのジャム屋さんで売り出すことに
      なりましたとさ。
           
              じゃむ じゃむ

この絵本をよろこんで読んでいた息子も今は19才です。
貧乏学生ゆえ 友達の誕生プレゼントに手作りでタルトを焼くこともします。

ちょっと ほほえましいなぁっておもいます。


この記事のURL2011-02-02 08:56:32

2011129(土)

好きな絵本・その4


好きな絵本・その4

「ちょろりんととっけー」(降矢なな・作 こどものとも傑作集)

この絵本は、とかげの兄弟がいとこの一家の家をめざして出発し たどりつくまでのお話しです。

途中、くろいちごのとげの茎にずぼんがからんでしまったり
じいちゃんが葉っぱにかいてくれた地図を 川に落としてしまったり・・・

     [img:1_0000316522-500x281]

いたちに おそわれた時、助けてくれたのは 
いっぴきのかめむし。
いたちの鼻づらに プッといっぱつのおなら。
 へなるへなる・もへじさんです。

そして もへじさんが先頭になって やっと いとこのいえに辿り着いたとさ。

     [img:1_0000316523-500x281]
*おじさんの帽子がラスタカラーでおしゃれ~*

無事 辿り着けてよかった。よかった。


この記事のURL2011-01-29 21:32:56

2011125(火)

好きな絵本・その3


好きな絵本・その3

「ペレのあたらしいふく」(エルサ・べスコフ作・絵 おのでらゆりこ訳) 福音館書店

ペレが自分が飼っているこひつじで いろんなお手伝いをしながらあたらしい服をこしらえてゆくお話しです。
絵がとてもあたたかく ほほえましいです。

      [img:1_0000314752-500x304]

  ペレはこひつじを1ぴき もっていました。
  そのこひつじを、ペレは じぶんでせわし、
  じぶんだけのものにしていました。(本文より)

      [img:1_0000314751-500x287]

  それからペレは、おかあさんのところへ いきました。
  「ねぇ、おかあさん、このいとで、きれを おって
  くれない?」
  「おってあげるとも、もしも おまえが、そのあいだ
  いもうとを みててくれるのならね」
  ペレは、いもうとの おもりをし、おかあさんは、
  じょうずにペレのきれを おりあげました。

作者はスウェーデンの代表的な絵本作家でほかにも花の精などのお話しもあります

手仕事が身近にある暮しっていいなぁとおもいます。
そんな絵本がついつい増えてゆきます。


この記事のURL2011-01-25 18:13:19

2011124(月)

好きな絵本・その2


好きな絵本・その2

今日の絵本は「ブランケットになったやぎ」です。
作者は*やぎのジェラルディン と書いてあります。

ホントは (チャールズ・L・ブラット、マーティン・リンク作 )
     (ナンシー・ウィンスロー・パーカー絵)
     (くどうなおこ訳)

グレンメイというナバホ族の友だちとやぎのジェラルディンがブランケットを仕上げるまでのお話です。

       [img:1_0000314382-500x281]

   はさみで毛刈りして 草木で染めて
     糸を紡いで・・・
   
       [img:1_0000314383-500x281]

   黒い糸をすこし。茶色の糸をすこし。
   それから赤い糸もすこし。
   糸が、でたり、はいったり・・・
   いったり、きたり・・・。
   なんにちか織っていくうちに、わたしのブランケット
   のもようが、だんだんうかびあがってきました。
            (本文より)


       [img:1_0000314385-500x281]

  このブランケットのなかには、「わたし」がたっぷり
  はいってるんですもの。
  だからこそ、カンペキにしあげたいとねがってました。
  そしてもちろん、カンペキでした。
            (本文より)

 こんなふうな絵本です。
 発行は「童話屋」です。

 かたわらにやぎはいませんが 私もナバホブランケットを
 織っています。
 すてきな すてきなお話です。


この記事のURL2011-01-24 12:01:47

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