2008815(金)

「瀧と池と森がある庭」の6年後


「瀧と池と森がある庭」の6年後

庭を肉体に例えて、「水」は「血」、「石組み」は「骨」、「植栽」は「肉」であると学んだ事があります。
庭は生きている。まさに実感させてくれる庭の6年後を訪ねました。

この庭をつくらせていただく時に目標にした、「アカゲラ」
「マガモ」「エゾリス」のすべてをクリアし、身近で観察できる環境になりました。
まさに「水」と「緑」の魅力を感じさせていただきました。

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作庭した時から途切れる事なく自噴し続ける札内川の伏流水は、回りの緑を生き生きと育んでくれています。
その流れ出る「音」に何よりも癒されます。これは他の動物も一緒なのでしょうか?

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流れる水と違って停滞する水も多くの生物を育んでいます。
ここに来る水鳥が思いも寄らない水草を運んでくる事もあります。
また、水面に映る景色も庭の深みを増してくれます。

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池越しの「十勝の森」のエリアは、生き生きと輝いて見えます。(私の目には....)
家人曰く「最近になってようやく全ての木々がこの場所に馴染んだような気がします。やはり長い年月が必要なんですね。ここを訪れる野鳥の数が増えたように思いますよ。野生にも認められた証でしょうか。」
この庭を持たなければ感じられなかった事だと思いました。

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「十勝の森」のエリアの園路を散策すると、明るい場所と暗い場所がある事に気づきます。
もちろん葉張りの関係ですが、このミニチュアであっても多様さがある事が大切なんです。豊かな環境のベースには必ず多様な空間を構成する要因があるんです。
何事も一律では良くないという事をこんな事から学びます。

ここは、帯広の住宅街の中にあります。
庭を作るまえはアパートが建っていました。もちろん更地で樹木は数本あっただけです。
このような庭を作らせていただける機会はそんなにあるものではありません。もちろん施主様の理解とこちらサイドの熱意とタイミングみたいなものが必要だと感じます。
管理についてはメンテナンスフリーとはいかないのが現実で、家人の日々の気遣いと愛でる気持ちがなければ多分荒れた庭になっていたかも知れません。
野鳥が来る事に喜び、エゾリスが見られた事に幸せを感じ、何よりもここが自分の庭である事に感動できる人だから持ち得る庭であると言えるかもしれません。

2年前の記事「瀧と池と森のある庭」






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