Q:どんな庭にして良いかわからない。
A:比較的多い質問です。
最近はご希望のイメージをお持ちの方も多くなってきていますが、「想像がまったくつかない。」「予算内で何ができるのかが見当も付かない。」という方は非常に多いです。
まず依頼の前にやれる事として、ご家族などで何が欲しいのかを話し合っていただく事です。それは夢のような話でも、無理だろうなと考える事でもなんでもとにかく出してみる事です。その際予算は考えなくていいと思います。それよりも自身の家族のカタチを想像してみて楽しむ事が大切だと思います。
それをそのまま依頼する際に伝える事です。もちろんそのままの実現は難しいかもしれません。しかし、多くのプランナーはこれまで様々なお客様、住宅、敷地、周辺環境に対して向き合ってきています。そうして様々なパターンのお庭をつくらせていただいています。おまかせでそれぞれからの印象や形状などからインスピレーションを得てデザインに反映させる事も得意としますが、それぞれのお客様にはそれぞれの歴史や個性があり、小さくてもご希望やお話の中からヒントをいただいてデザインに発展させる方が個性的でそのご家族らしいカタチが生み出せるものだと考えています。
どんどん考えて空想して話し合ってどんどんそれをぶつけてみて下さい。そういった庭づくりが理想の姿であると思います。
もちろんご家族に個性があるようにプランナーや会社にも個性があります。得手不得手もあります。少なくても数社にプランを依頼してみてご自身の個性や嗜好に合うと感じたところにご依頼される事をオススメ致します。
ここから始まるお付き合いは一生のものになると考えて、少し時間をかけて一緒にお庭づくりをしていけそうな会社やプランナーを捜してみてはいかがでしょうか。

Q:どこの業者に頼んで良いのかわからない。
A:「お庭屋さんは敷居が高い」というイメージがあるようです。確かに私も逆の立場ならどこの業者が良いのかわからないかも知れません。
ではどうしたらいいでしょうか？そんなに何回も造るわけにもいきません。後悔はしたくありません。
私なら、どのような業者があるかまずはWEBなどで調べます。そうして事例を見て自分のフィーリングに合いそうな所を数件ピックアップします。そうして出来ればその事例の場所を見せてもらえたらBESTですね。さらにそこの住人の方に実際の施工や出来上がってからの感想をお聞きできればなおいいですね。それで業者選びの決断ができるのではないかと思います。
そこまでしないのなら、ピックアップした2～3社に提案を出してもらいます。この時数社に提案してもらっている事を伝えるといいと思います。
そうして気に入った業者に決めれば良いと思います。
注意しなければならないのは、特にここ十勝では目に見えない基礎部分が重要になります。
どこの業者も企業努力でコストダウンに勤めています。あまりにも金額に格差があるようなら注意する必要があると思います。そんな事からも実際に造られた方のご意見は重要だと思います。

Q:基準となる庭の金額はあるのか？
A:ありません。
住宅で言われるような坪単価のようなものはありません。
たとえば芝生やアスファルト舗装に関しても、出来上がりの表面上は同じでも各業者によって経験や考え方が違いますので、基礎の部分の施工方法はまちまちです。つまり土の厚さや砂利を置き換える深さなどの事です。
ですから、数社から見積を取って金額に目を奪われる前にその理由を聞いた上で納得して施工をお願いする事をお勧めいたします。

Q:メンテナンスフリーの庭は？
A:まったく何もしなくていつまでも出来上がったままを保てる庭は当社ではできません。
なるべく手がかからない庭のオーダーは非常に多い要望です。極力ご予算の中でご要望にお応えする努力はしますが、経年の変化はどうしても避けられないものです。
例えば、化粧砂利を敷いてもその隙間が土埃などを吸い込みますのでやがて草などが生えるようになります（回りの環境によります）。レンガの目地も同じように目地砂が流失して埃が溜まり苔が生えているのを見かけます。
私は最低でもアプローチ回りの掃き掃除や、庭に出て歩き眺めてみる事をお勧めしています。
なかなか時間の無い日常ですが、庭があるという意味が感じられる瞬間だと思います。
愛着が生まれればメンテナンスも楽しくなる？と信じます。