201539(月)

ある難治性の皮膚病(ハナペチャ犬の場合?)


ある難治性の皮膚病(ハナペチャ犬の場合?)

皮膚病に悩まされているワンコ達は多いです。夏場など、高温多湿の気候だと、皮膚のトラブルが増えますが、これは環境による発症であり、皮膚は正常なため、一定期間の処置で回復します。草負けや外傷なども、例として挙げられます。

一方、慢性の皮膚病については、環境の変化もなく起こる場合があり、そんな時は皮膚の組織が正常でなく、色々な微細構造に病変(病気による変化)が起こり、発症に至ります。そんな皮膚病は原因も様々で、回復にも頭を悩ませる事になります。

では、本院での一症例です。皮膚にあちこち脱毛部位があり、それぞれ周辺部は赤くなってますが、中心部は色素沈着(少し黒くなる)しており、皮膚病が長期経過していることが読み取れました。

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このような場合、栄養素の脂肪酸が不足している場合があるので、脂肪酸を含む薬剤の投与をしてみました。一度壊れた皮膚が、ターン・オーバーで再建されるには、通常2ヶ月ほどかかります。

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途中、良かったり悪かったりを繰り返しましたが、飼い主さんの粘り勝ちです。
脂肪酸の投与により改善する例は、当院では、短頭種に数例みられます。






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