2012822(水)

札幌市「成吉思汗 だるま4・4店」


札幌市「成吉思汗 だるま4・4店」

↑テーブルの上には七厘


成吉思汗の名店「だるま」「4・4店」に行ってきました。

場所は、札幌市中央区南4条西4丁目、ススキノにあります。

だるまさんは、以前から、ジンギスカンと言えば誰もが知る名店として知っていました。

しかし、ススキノに行ったときは、いつもどのお店も人でいっぱい。
しかも、煙とにおいが店の外まで漂っていて、かなり入るのに勇気がいりました。
いままで別の機会に行けばいいさと、入るきっかけを逃している状況でした。

今回は、夕食を済ませて、なんだかんだで午前1時を過ぎたころ、宿泊のホテルに戻ることに。
そんな状況で小腹がすいて、そのまま帰ることに物足りなさを感じていたとき、だるまさんの前を通りかかりました。

中をのぞいてみると空席が。
思い切って、初めての入店となりました。

カウンターに赤々とした炭の入った七厘が収まっていて、その上にジンギスカン鍋を置きます。
鍋には細い筋状の穴が空いていて、鍋からの熱と穴からの直接の火で肉を焼きます。


画像
切り込み状に穴の空いたジンギスカン鍋


店員のおばさんが無造作に、鍋にタマネギとネギをバラバラと入れ、上にふくらんだ鍋の頂点に白い油の固まりを置きます。

油が溶け始め、鍋の表面に油をまんべんなく塗ってから、肉を焼き始めます。

つけだれは、なめてみると、以外とシンプルなしょうゆだれ。ごまが入っています。
そこに各自で、お好みで韓国唐辛子ニンニクを入れます。

肉は「二人前」を注文。
周りの会話を聞いていると、二人前などとは言わずに、「一枚」「二枚」と注文するようです。

肉には下味はいっさいついていません。
丹念に手切りされた肉が小さな皿に入ってきます。


画像


七厘の火力は十分強く、すぐに肉が焼けます。
器にたっぷりと入ったタレに浸して口に運びます。
猫舌の私には、肉の熱さが治まるので有り難いです。

肉は、ジンギスカンの特有の臭みがなく(私は臭みが嫌いではないが)、かむと肉のうまみが十分感じられます。
ご飯も進みます。

そうしているうちに、鍋の縁に置かれていた野菜も食べごろになります。

女将さん特製のキムチもいただきました。
今時の甘みの強いキムチではなく、酸味が感じられる昔懐かしい味でした。

ビールに、肉、キムチ、ご飯をいただいて、会計は2000円台
舌にも財布にもうれしいお店です。

ふと思い出したのが、だいぶん昔に父を言い争ったこと。
父は「タレに漬け込まれていない成吉思汗を焼いて食べたい」と言いだし、私たち家族は「どこも肉には下味はついているんだよ」と言い返したのでした。

父は札幌で働いていたことがあり、おそらく私たちが幼かったその時期に「だるま」に通っていたのでは、と思ったのでした。

その時、父を全否定したことを心の中で詫びたのでした。







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ひらっち
ランニング、食べ歩き、映画などが趣味。各地のマラソン大会に出場しては、ご当地グルメを味わい、帰りは温泉につかるのを楽しみとしています。

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エリア十勝
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